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2006年1月07日放送
質問1 ワインのコルクはそもそも何でできているのですか?
答え
答え1 ワインのコルク栓には、天然コルクと、天然コルクを砕いて再度固めてつくった圧搾コルク、更にプラスチックの樹脂栓があります。ご質問は天然コルクのことと思いますが、これはブナ科コナラ属の常緑樹のコルク樫という木の皮の部分そのもので、皮を乾燥させて、煮沸したあと丸く打ち抜いて作ったものです。
コルク樫は、普通の樹木のような固い木材とは異なり、気体を含んだ細かい細胞でできているため弾力性があります。卓球のラケットや床材としてもおなじみですよね。
コルク樫の寿命は200年くらいで、100年位までは9年から10年の周期で皮を採ることができます。地中海沿岸地方の特産物で、ポルトガルとスペインで世界のコルクの80%が作られているんですよ。 ワインのコルクは、よく見ると葡萄のとれた年号やシャトーの名前、中にはシャトーの建物の形が刻印されていたりと、そのままとっておいても記念になりますし、縦半分に切るとおしゃれな、フォークや箸置きにもなります。
ところでこの季節、ワインはホットワインとしても是非、楽しみ下さい。正式にはお鍋で火にかけてつくりますが、ワインをお湯で1対1位で割るだけでも簡単に楽しめます。甘みのある赤ワイン、また白ワイン、ロゼでもOK.ですし、甘さが欲しいときにはハチミツを加えてもいいですね。温まって、リラックスできます。
答え
質問2 お土産でチャイの茶葉をもらったのですが、お茶と同様に急須でいれたらあまり美味しくありませんでした。
おいしい淹れ方を教えてください。
答え
答え2 おいしくなかったのは、急須で普通のお茶と同じように淹れたことが原因と思われます。茶葉は、食べるお茶をのぞいて、もともと「煮出す方法」と「湯を注ぐ方法」があったと考えられています。そして今日では、水やミルクをつかって茶葉を煮出す方法の多くが「チャイ」と呼ばれ、茶葉に湯を注ぐ方法の多くが「ティー」とか「テ」と呼ばれています。
日本でチャイというと、一般的には、インド式の煮出して、砂糖を入れて甘くしたミルクティを指す場合が多く、いくつかの香辛料を加えたチャイも人気があります。
ご家庭で簡単につくれるチャイの淹れ方を紹介すると、使用する茶葉は、専用のものがなくても、アッサムやウバといったミルクティに合うものであればOKです。
鍋にティーカップ1杯分位の水を入れて火にかけ、まずスパイスを入れ、時折かきまぜながらスパイスのエキスが抽出できた頃、湯が沸騰したら茶葉を入れ、かきまぜてから鍋のふたをして、火を止めて2−3分間蒸らします。スパイスは、複数のスパイスをブレンドしたマサラと呼ばれるものが市販されていますが、クローブやカルダモン、シナモンなどをお好みで使ってみてください。スパイスが苦手であれば入れなくても大丈夫です。次に水と同量くらいのミルクを注ぎながら、鍋の中をかきまぜて煮ます。そして沸騰の寸前で火をとめて、茶コシを使ってカップに注ぎます。お好みで砂糖を入れて召し上がってください。寒い日のティータイムに、スパイスの香りとあつあつのチャイで、ほっと一息、温まります。
答え
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