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2005年12月03日放送
質問1 黒ビールの色の元は何ですか?いろんな色のビールを作るのは可能なのでしょうか?
答え
答え1 ビールの色は使用する麦芽の色によってきまります。ビールは淡色、中等色、濃色と色調で分類されますが、 黒ビールは麦から麦芽を製造する工程で麦芽を強く熱することで、麦芽に含まれるタンパク質やアミノ酸、 糖分が反応し着色成分ができます。こうしてつくられた濃色麦芽を用いて、黒ビールをつくるのが一般的です。
いろんな色のビールを作るのは可能で、世界中のビールを見るとさまざまな色のものがあります。 ベルギーのビールに面白いものがたくさんあるようです。ピンクやレッド、ブルーのものもあれば、ミント味のきれいなグリーンのビールもあります。製造工程でさくらんぼや木苺などを漬込んだ「フルーツビール」とよばれるものに 良く見られます。出来上がったものにジュースを加えてされに熟成させて作るものもありますし、着色料を加えたブルーやグリーンのビールもあります。苦味が少なく、甘みもあり、きれいなお酒で、リフレッシュタイムの飲み物やカクテルのように飲まれたりしています。チキンの料理にはフルーツビールは合うようですね。
ただし、日本の酒税法ではビールの定義は麦芽、ホップ、水のほかの副原料は米やコーンなど種類も 使用割合も限定されています。フルーツビールや着色をしたようなタイプは発泡酒や雑酒などの分類になりますので、正式にはビールと言うことはできません。
答え
質問2 自宅でジュースを作るときの、グレープフルーツやオレンジなどを最後まで上手においしさを保って搾る方法を教えてください
答え
答え2 グレープフルーツやオレンジ、レモンなど柑橘系の果物を搾るときは、一般的に半分に切って搾り器で搾りますよね。その際、果物を切る前にまな板や調理台の上で手のひらで押しながらゴロゴロ転がして、 すこし柔らかくしてから半分に切って搾ると搾りやすくなります。
おいしい果汁を搾るポイントは、皮や薄皮や種に含まれる苦味成分が多くならないように、やさしく果汁だけを搾る感じにすることです。 あまり力を入れたり、皮の方まで最後までゴシゴシ搾ると、皮から苦味が出てしまうのでご注意ください。
寒くなってきたので、レモンを絞ってレモネードをホットで飲むときにもこれをポイントにしてください。 また、よく熟れた果物を使うこともポイントです。熟れた果物は糖分が高いだけでなく、酸味や苦味が少ないため、 そのまま食べるのと同じように、ジュースでもおいしく召し上がれます。なお、搾った果汁は、時間の経過とともに色や風味が損なわれてきますので、なるべく早く飲んだり、使うことをお勧めします。残った場合には、冷凍して保存することもできます。また、果汁を搾ったあとの皮は、容器としてその中でゼリーを固めたり、色のある部分をすりおろしてマドレーヌや、魚介系のパスタのアクセントとしてほんの少し加えると大人の味になります。
ホットレモネードにもひとかけら入れると香りが引き立ちますよ。皮は、すぐに使わなくても、そのまま冷凍したり、 すりおろしてラップにつつんで冷凍保存することもできますので、いろいろ試してみてくださいね。
答え
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