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2005年10月29日放送
質問1 食べ物のカロリー計算はよくするのですが、お酒のカロリー計算ってできるのでしょうか?
答え
答え1 もちろん、お酒も普通の飲み物や食べ物と同じようにカロリーを計算することができるのですが、 ビールや発泡酒などにそのカロリーを表示する場合、アルコールは1gあたりで7キロカロリーと計算します。 ウイスキーはアルコール以外カロリーに関係する成分が少ないので、アルコールのカロリーがほぼウイスキーの カロリーです。たとえば、43度のウイスキーダブル(約60ml)は約140キロカロリーです。
それをストレートで飲むと、すごく強くてカロリーも高そうに思えますが、実はご飯茶碗1杯のカロリーより 少ないんですよ。ビールやワイン等は色々な成分が含まれていますが、カロリーの半分以上はアルコールに よるものです。そのため、カロリーを抑えた発泡酒などは、成分を工夫しているだけではなく、アルコールも 低めにしています。それならアルコールを極力少なくしたらいいのか、と思われるかもしれませんが、アルコールは コクや飲み応えといった、お酒の美味しさには欠かすことのできない要素でもあります。 それにアルコールのカロリーは、糖質やたんぱく質などの成分と比べて、体が熱くなるなど、実際に利用される エネルギーは少ないと言われています。最近はビールやチューハイなどカロリー表示のあるものが増えています ので、一度見て参考にしてくださいね。
答え
質問2 イギリスで飲んだ紅茶は見た目が濃かったのですが、飲んでみると苦くも渋くもありませんでした。
日本で同じ色にしたら渋くて飲めません。一体、何が違うのでしょうか?
答え
答え2 イギリスで飲んだ紅茶は見た目が濃かったのですが、飲んでみると苦くも渋くもありませんでした。
水質の違いが原因と思われます。イギリスのロンドン周辺の水は硬水、日本の水は軟水、という違いがあります。 紅茶の色は、使う水の硬度が高くなるほど濃くなり、黒味を帯びてきますが、その濃さの割には渋みは おだやかになります。それに対して軟水でいれると、色はより明るく、また紅茶の繊細な香味も溶けやすいので、 紅茶のもつ香りや渋みをより感じやすくなるのです。
そういう日本の水で、よりおいしく紅茶を入れるポイントをご紹介しましょう。 まずは茶葉の分量は多すぎずきっちり計ります。カップ一杯分は、1cm前後の大きな茶葉であれば、 ティースプーンに山盛り1杯、2、3mm前後の細かい葉の場合はティースプーン中盛り1杯を人数分をポットに入れます。次に、使うお湯は、やかんで完全に沸騰させることです。 湯気が出てすぐではなく、5円玉くらいの大きさの泡がぐつぐつ出るまで待ってから、沸かしたてをティーポットの 茶葉に注ぎ、フタをして茶葉を蒸らします。大きな葉なら3、4分。細かい葉なら2、3分が目安です。 ティーバッグの場合も、ソーサーでカップにフタをして1、2分蒸らすと美味しさが違います。 軟水は硬水にくらべて、紅茶の成分が溶けやすいので、色を濃く出そうとして長く待ちすぎると渋みが出すぎて苦くなることがありますのでご注意くださいね。
答え
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