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2005年9月17日放送
質問1 宇宙で炭酸飲料は飲めるのでしょうか?
答え
答え1 これはたいへん難しいと思います。実は、サントリーの方にも以前同じような質問が寄せられていて、調べてみたことがあります。その時、宇宙航空研究開発機構からも情報をいただきました。 それによると、研究目的のために開発された特殊な炭酸飲料用の缶が、スペースシャトルに持ち込まれたことはありますが、宇宙食の標準メニューには入っていないそうです。
炭酸飲料は甘みやフレーバーなどをつけた液体を冷やして、強い圧力をかけ、炭酸ガスを溶かし込んで瓶や缶に密封してある飲み物です。つまり気圧が高い状態でないと、炭酸ガスは液体に混ざらないのです。 炭酸飲料は、ふたを開けたとたんに外気にふれ、圧力が下がりますので、ガスがしゅわしゅっと泡になって出てきます。私たちの生活している地上では、泡は浮力で上昇し、液体の表面まで登ってそこから空気に混じって消えてしまうのですが、無重力の状態では、泡は液面に上がってこないで液体の中にとどまったまま、次々できる泡同士がくっついてどんどん大きくなる。その結果、泡のまわりの液体がはじき飛ばされ、激しく吹き出すことになる。それを飲むのは至難の業ということになります。
それでも、宇宙で、ジュースや気泡の混ざった飲み物を飲むとどうなるのでしょうか。 私たちの生活では、ガスでお腹がふくれても胃の中で空気が上がってきて、自然にゲップとなってはき出されます。しかし、宇宙の無重量状態では、お腹の中でも液体と気体が混ざってしまうため、ゲップが出ないで、お腹がふくれたまま苦しい思いをすることになります。そのときの方法は2つ。飲む前に容器をぐるぐまわして遠心分離の原則でしっかり空気と液体を分離させて液体だけを飲むようにする。また、飲んだ後壁をけって勢いをつけて移動を少し繰り返すと胃の中で空気が上がってきてゲップを出すことができるのだそうです。
答え
質問2 コーヒーにウィスキーを注いで飲むのが好きなのですが、他にコーヒーに合う意外な取り合わせのお酒があれば教えてください。
答え
答え2 コーヒーとお酒の関係はとても愛称がいいのです。ウイスキーやブランデーにちょっと入れて食後に大人の味を楽しむ方も多いですね。ウイスキーとの組み合わせなら、アイリッシュコーヒーをお試し下さい。 作り方は、温めたカップにお砂糖を入れます。そこへアイリッシュ・ウイスキーを入れ、コーヒーを注ぎ、その上に生クリームを浮かべて出来上がりです。アイリッシュコーヒーリキュールを使えば、お湯で割るだけで手軽に楽しめます。赤ワインにもあわせてみましょう。カフェブルゴーニュというカクテルは、コーヒーに赤ワインを加えたもの。浮かべる ホイップクリームにはグレナデンシロップと赤ワインを加えるのがポイントです。
ホットの場合はホイップクリームが味も見た目も引き立て役になります。アイスコーヒーなら赤ワインの組み合わせも意外なおいしさです。こちらはホイップしない生クリームを乗せましょう。
趣の違うところでコーヒー焼酎はいかがですか。居酒屋でも最近人気メニューです。焼酎のコーヒー割りは簡単に作れますね。梅酒のように焼酎に煎りたてのコーヒー豆を漬け込んでもOK。 コーヒー豆100gにホワイトリカー1.8L,グラニュー糖が150gとのが基本です。2週間くらいでおいしいコーヒー酒が楽しめます。これは余り長く漬け込むと苦味が出るようですので気をつけてください。 出来上がったらオンザロックがお勧めです。
答え
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