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2005年9月10日放送
質問1 ビールと相性が良くて、健康にも良いおつまみを教えてください。簡単レシピがあると嬉しいです。
答え
答え1 ビールに合うおつまみといえば、なんといってもポテトフライや枝豆。ビールの成分はナトリウムが少なく、カリウムが多いので、ビールを飲むと血液中のナトリウムが減り、身体が生理的に塩分を補給しようと脳が命令を出すのです。なので、ちょっと塩気のきいた枝豆が欲しくなるわけです。
また、揚げ物に対してビールは口の中のリフレッシュ効果もあります。ビールに含まれる炭酸とホップの働きで、脂っこいものを食べてもすっきりする、まさに、塩気のきいたポテトフライが美味しく感じる。ビールが進む、というわけです。
今日は今話題の健康食品、ゴマを使ったものを紹介しましょう。ポテトサラダや、白身魚のカルパッチョに、これに炒ったゴマを振りかけるだけで、いつもと一味違った一品になりますが、すりゴマにしてカルパッチョのたれに加えたり、ポテトサラダのマヨネーズに合わせても美味しいです。
人気のゴーヤでおひたしはどうでしょうか。軽く塩でもんでから熱湯でサッと茹で、冷水にとって冷ます。これで鰹節をかけてというのもさっぱり系でいいですが、ねぎ、しょうゆ、にんにくのみじん切り、砂糖、すりゴマ、コチジャン、ごま油であえるとビールにぐんと合いますね。
にらと納豆を炒めて塩コショウと少々のお醤油で作るオムレツにしても美味しいですよ。ポイントは納豆に付いているタレを溶き卵に混ぜるのが美味しさのコツです。
答え
質問2 水分は摂れば摂っただけ汗になって出てくるのでしょうか。また、汗の出やすい飲み物ってあるのですか?
答え
答え2 食事や飲み物で摂取した水分がすぐに汗になるということはありません。通常の健康な状態であれば、大量の水を飲んでも、汗よりも尿となって排出されることになり、生理的な汗が大量に増えるということではありません。私たちは毎日、飲み物や食べ物から身体に必要な水分を摂っています。でも、日ごとに食事や飲み物の内容はかなり違いますね。毎日体に入ってくる水分の量は一定ではありませんが、体の中の水分の量は、一定に保たれているのです。
暑い日や、風呂上り、スポーツをしたときに汗をかきますが、これは体から出た汗が気化するときに体の熱を奪うことで、熱くなった体を冷やして、体温が高くならないようにバランスがとられているのです。汗が出た分だけ体は水分を要求しますし、のども渇きます。つまり水分を摂ったから汗が出る、というより、汗が出るから水分が欲しくなるのです。ですから、汗の出やすい飲み物というものはありませんが、発汗作用を促すということでいえば、熱いお茶、辛い飲み物、ということになりますが、それ自体が汗の原因になるわけではありません。
健康な成人では体の60%くらいが水分です。体内の水分は体の隅々まで酸素や栄養素を運んでいます。そして体温をいつも一定に保っている。私たちの体にとって水分とは、かけがえのない存在なのです。
答え
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