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2005年9月03日放送
質問1 今週は食事をする上で最も大切な、食事と水の大切さ、「フードバランス」についてのお話しです
答え
答え1 食事の望ましい組み合わせや、おおよその量をわかりやすくイラストで示したものが「食事バランスガイド」です。これは肥満や生活習慣病の要因となる偏りがちな食生活を、バランスのよいものに近づけて行くための、めやすとなるもので、厚生労働省と農林水産省が共同で作成し、今年の7月に発表されました。
「食事バランスガイド」は、全体が逆三角形の「コマ」の形で表現されていて、それを横に等間隔に5つの区分に切り分けます。上の方が量が大きく、下にいくほど少ない量になるわけです。 5つの区分は上からまず、ごはん、パン、麺・パスタなど炭水化物の供給源となる主食。 次に副菜は野菜料理、3段目の主菜は魚・卵・大豆料理で体をつくるたんぱく質。 それから牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品で、5つ目は果物です。
こうして1日の食事を5つの区分にしてバランスよく取り込むことを提案しています。 それぞれのメニューは日常的に把握しやすい単位で1つ(サービング)、たとえばごはんならお茶碗一杯、パンなら1枚などでそれぞれが1つと表しています。 副菜であれば野菜サラダやお浸しの小鉢が1つのめやすで、1日に5〜6つ。 主菜なら1日にとる量は3〜5つが適量で、焼き魚は1皿で2つ分のめやすというように、わかりやすく表現されています。
栄養素量や食品の重量といった数値を意識しなくとも、「1つ」、「2つ」といった指折り数えることができる数量で、1日の食事バランスを考えることができるようになっているので便利です。 これを組み合わせて1日の量が22サービングとなり、1サービングがおおよそ100Kcalなので、1日2200Kcalが取れるようになっています。 従来の方針にサービングという量の概念を入れたのが今回の食事バランスガイドです。これで、より日常の生活に取り入れやすくなりました。
コマ本体の芯は水やお茶です。食事のバランスの基本は十分な水分をとること。 お菓子やジュース、お酒などの嗜好飲料は楽しく適度に取りましょう。そして適度な運動を行うこと。 このようにして、正しくコマを回転させることで、健康的な食生活につながると提案されているのです。 詳しくはインターネットで “食事バランスガイド ” と検索して参考にしてくださいね。
答え
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