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2005年8月20日放送
質問1 沖縄で有名な柑橘類、シークワーサーについて教えてください。おいしい飲み方も是非お願いします!
答え
答え1 シークワーサーは昔から沖縄の北部に自生する野生の柑橘類で、健康系の果実として注目を集めていますね。 シークワーサーとは沖縄の方言で、「シー」は酸、「クワーサー」は食べさせる、という意味。 奄美諸島以南で産出されるものだけが、「シークワーサー」と名乗ることができます。 はじけるような力強い酸味とジューシーな風味が特徴の柑橘果実。強い酸味が特徴で、ジュースとして飲むだけでなく、焼き魚や焼肉にかけたり、酢の物、冷やっこに大根おろし、サラダドレッシングに加えたり、醤油と合わせてお鍋のポン酢の代わりにも使用されるなど、レモンやすだちのように料理にも幅広く使われています。
アルコールとの相性も抜群で焼酎や泡盛に絞った果汁を加えると独特の爽やかな飲み口になりますし、 カクテルやチューハイなど近年特に人気が高まっていますね。使うのに便利なように、果汁の瓶詰めも売られています。そのままではすっぱいので2〜3倍の水で薄めてお好みでハチミツや、ガムシロップなど甘味を加えた方が おいしく飲めると思います。この甘みとして、なんとDAKARAを加えるというのがネットではひそかなブームだそうですよ。冷水の代わりに、炭酸水を使うとスカッシュ風になり、お湯で割るとホットレモネードのような感じになります。 ヨーグルトに混ぜる、紅茶に蜂蜜を加えてシークワーサーをひと絞りする、などいかがでしょうか。
シークワーサーには、ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸、ノビレチンなど、各種ミネラルが含まれており、 特に最近注目のノビレチンはフラボノイドの一種で、血糖値や血圧上昇抑制作用等が期待されています。
答え
質問2 お酒の種類によって税金が違うのはなぜですか?
答え
答え2 世界中の多くの国でも酒税は行われています。それぞれの国のお酒の歴史や税金に対する考え方の違いに よって税の額もにも差があります。日本では税率は、種類・品目に応じ細かく定められていますが、それは酒類をきめ細かく分類し、それぞれに異なった税率を適用することによって、できるだけ消費者の担税力(=どのくらいの税額ならその商品価格に含まれていても消費者がそのお酒を飲むか)に応じた課税を図るためであるとされています。 またビール・発泡酒、果実酒の税率は、アルコール度数の幅が狭いなどの理由から、アルコール度数に関わらず一定ですが、その他の種類・品目は、一般に、アルコール分が高いほど税率は高くなっていきます。
ウイスキーやブランデーは舶来のお酒で贅沢なイメージがあり、焼酎は庶民のお酒ということで、 かつてはずいぶん税負担に差がありました。しかしながら、今日ではあまり差がなくなっています。 1本あたりの税金を考えると差があるように見えますが、現在は1kLのアルコール度1度で換算すると 日本酒、焼酎、ウイスキー、リキュールはおおよそ9300円くらいから1万円前後です。
ビールは担税力が大きいと考えられて、税率は国内の他の酒類に比べ突出して高いものになっており、 海外との比較においても、アメリカの約10倍、本場ドイツの約20倍になっています。 ビールメーカーは発泡酒や第3のビールなど、ビールにはない新しいおいしさをお求め安い価格で提供できるよう、 ビールよりも税率が低い分野で開発しています。
答え
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