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2005年7月16日放送
質問1 同じチューハイでも原料を見ると「ウオッカ」や「焼酎」などさまざまですが、チューハイの定義について教えて下さい。
答え
答え1 焼酎のチューとハイボールのハイを組み合わせてできたといわれているチューハイの誕生は、1980前後と 思われますが、「チューハイ」とは、ウイスキーの代わりに焼酎をはじめウオツカなどのスピリッツをベースにして 炭酸系の飲料で割った飲みもののことを指します。
厳密な区分や法律上の規定があるわけではなく、最近では焼酎以外の、ウォッカなど無色で香りのない スピリッツをベースにしたものも含めてチューハイと呼ばれるようになっています。 どんなスピリッツを用いるかは、果汁との相性や仕上がりの味わいをすっきりタイプにするか、まろやかか、 コクがあるか、などによって使い分けています。
同じ透明のスピリッツ類でもテキーラやジンは独特の風味がありますので、それぞれのカクテルとして飲まれることのほうが多く、チューハイのベースになるスピリッツとしてはほとんど用いられていません。 他にも割るものによって味わいにはさまざまな広がりがあります。
炭酸ではありませんが、ウーロン茶で割るウーロンハイもチューハイの一種として人気がありますし、 果実をまるごと凍結し粉砕して漬け込んで新鮮なおいしさを生み出すなど、新しい製法のチューハイもいろいろでてきました。
答え
質問2 自動販売機は、同じ商品でも場所によって値段が多少違ったりしますが何故ですか?
答え
答え2 お酒の販売機は酒税法に影響を受けますので、清涼飲料に限っての話になりますが、 自動販売機はいわばひとつの小売店のようなものです。
ある製品をいくらで消費者に販売するか、これは販売店が自由に決めることが出来ます。 メーカーの希望小売価格を目安として、極端に言えばいくらでも高く売ることも出来ます。 しかし、100円でどこでも変えるものを200円も300円もの値段をつければ、誰も買いませんね。 また半額以下で売ろうと思っても、メーカーからの出荷価格を下回っては赤字を出すことになりますので、 一時のセールならともかく、おのずと限度は生まれます。
自販機にはいろいろな形態があり、メーカーが宣伝をかねて場所を選んで、販売から管理まで行っていることもありますし、自販機販売の専門会社がメーカーから商品を仕入れて販売管理をしているケース、 また設置場所の土地の所有者が商品を仕入れて販売していることもあります。
自販機は商品の出し入れ、お金の管理、清掃、空き缶の整理などさまざまな管理の仕事が伴いますので、 それに見合ったコストを製品の仕入れ価格に上乗せして、自販機での価格を決めているのです。 山奥では搬送コストもかかるし、売れ行きの計算もすると、比較的高い値段設定がされていることが多いようです。またホテルなどに設置されている自販機はホテル内の飲食サービスという形になりますので、 一般的には仕入れも小売店からの価格になりますし、お客様が夜でも好きなときに買える、 という利便性などをサービス料として考え、屋外の自販機より高い設定がされているものが多いです。
答え
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