バックナンバー
2005年6月25日放送
質問1 果実酒といえば梅酒が有名ですが、どんな果物からでも果実酒は作れるのですか?
逆に果実酒に向かない果物は何ですか?
答え
答え1 法律で禁止されている『ぶどう』以外の果物であれば、どんな果物でも漬けることができます。 ただ、果物本来のおいしさを楽しむ、ということから言えば、香りのある果物の方がよく、香りが薄い果物、 たとえばスイカなどはお勧めではありません。
柑橘系の果物であれば、皮にその香り成分が多く含まれるので、皮も一緒に漬けるとその果物の香りを楽しむことができます。(皮の分量は要調整) また、果物の酸味は果実酒のコクになりますので、酸味のあるほうがおいしくできますので、 完熟の一歩手前の、まだ酸味の残った状態の果物を使うことがお勧めです。
アルコールには果物の香りや味を溶け出させる働きがあるのですが、漬けるアルコールの度数が低いと、 果物の水分でアルコールが薄まってしまって腐敗の原因にもなるので、 35度くらいのアルコールを使用するのがよいでしょう。今の季節は、アンズ、プラム、サクランボ、夏みかんでもおいしくできます。
アンズでしたら、堅くて新鮮なアンズ1キロを水洗いして、皮をむかないで、砂糖200gと一緒にホワイトリカーに漬け込むだけでできます。3ヶ月後には飲めるようになります。 アンズの実は1年後には引き上げてください。とても簡単ですから一度、お試しくださいね。
答え
質問2 飲み物に含まれるミネラルやビタミンについて、一日に摂取していい量を教えてください。 ?
答え
答え2 ミネラルやビタミンは、摂り過ぎると健康に影響を与える場合がありますが、一般的に健康な方が、野菜や果物、お肉や牛乳など、普通の食事からでしたら、摂りすぎの心配はありません。
サプリメントは、成分を選んで摂れるので便利ですが、特定の成分が濃縮されているものがあるので 摂り過ぎないよう、注意が必要な場合もあります。
成人女性の場合、カルシウムであれば、一日あたりの上限量は2,300mgです。 一般的な牛乳で考えると、コップ1杯約200mlには約230mgのカルシウムが含まれていますので、 上限量は約10杯分、ということになります。
ただし実際には、体質や運動量、生活習慣などによって必要な栄養成分の量は個人差があり、上限量を 超えたからといって、すぐに障害が起こるわけではなく、これらの数値は、ひとつの目安としてお考えいただけると いいと思います。また、ビタミンも、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどの脂溶性のビタミンは摂り過ぎで健康に 影響を与える恐れがあるため、ビタミンEであれば、成人女性の場合、一日あたり600から700mgと上限量が決められています。乾燥した国産大豆で考えると、100gあたり3.6mgのビタミンEが含まれますので、上限量は約17kgということになります。
ビタミンの中には、大量に摂っても必要以上は排泄されてしまうビタミンCのように上限量の設定のないものもあります。厚生労働省では、一日に摂取しても摂り過ぎによる健康に影響を与える危険性のない量の目安と して上限量を定めており、ホームページなどで確認することができます。
答え
バックナンバーはこちら

サントリーお客様センターはこちら

|久米宏 ラジオなんですけど |TBSラジオトップ | TBSメインページ | もくじ・牽引 |

Copyright(C) 1995-2024 TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved.