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2005年6月04日放送
質問1 ワインのボトルの色にグリーンが多いのは何故ですか?
答え
答え1 ワインの瓶はグリーンや枯れ草色が多いですが、その理由ははっきりわかりません。
ワインにガラス瓶が用いられ始めたのは17世紀ころからですが、ガラスに色をつけるという技術は紀元前から 広く知られています。
グリーンの瓶で有名なのはドイツのモーゼルワインで、茶色瓶が特徴のラインワインと、この2つは良く比較されますが、この区別は法律で決まっているわけではありません。当時はそれぞれの地域の瓶は地域のガラスメーカーで製造されていたので、その土地で採掘される土地のガラス原料の質に影響を受けたのではないかと言われています。コバルトの成分が多ければグリーンがかった色のガラスができ、鉄分が多ければ茶色のガラスが出来たということになります。風土、歴史的に色の区分が生まれてきたのですね。
ワインは長期保存をしますので、中身の品質を維持することから言えばビール瓶のような茶色がいいのでしょうが、グリーン以外にも地域やワインのタイプによって茶色や白、などいろいろな瓶が用いられています。
例えばフランスボルドーのしっかりしたタイプの濃い赤のワインは、中身のイメージを生かして濃い茶系や深緑色の瓶が使われています。ブルゴーニュでは赤、白ワインとも、中身の色がきれいに見える、黄みがかった瓶が良く用いられていますし、ロゼワインには透明瓶が使われることが多いようです。
答え
質問2 カナダではメープルシロップを料理や飲み物など、何にでも使うそうですが、そんなに何でも使えるものなのでしょうか?
また、メープルシロップの良いところは何ですか?
答え
答え2 メープルシロップは砂糖楓の木から採った樹液を煮詰めた天然の甘味料です。カナダでは先住民が、リスが樹液を吸っていたのを見つけて、メープルシロップを採ることをはじめたと伝えられています。その後17,8世紀に ヨーロッパからの移民開拓の人たちに伝え、生活に欠かせないものとなり、世界に広まっていきました。
メープルシロップのカロリーは白砂糖の30%程度で、カルシウムやカリウムの含有量が豊富に含まれています。砂糖の変わりに飲み物、デザート、お料理に使うことができます。
低カロリーですから、ダイエットを気にしている方に利用がされることも多いですし、糖の体内への吸収が穏やかなので、血糖値の安定にも役立ちます。またメープルシロップの独特の香りは、ストレス解消の効果もあると言われています。
メープルシロップは、ホットケーキにかけたりトーストに塗って食べる以外にも、コーヒーや紅茶に入れてもいいですし、レモンジュースをソーダで割って飲むときにもちょっと入れると風味がまします。蜂蜜と同じように利用できますが、蜂蜜とは一味違った独特の芳ばしい風味が楽しめます。
赤ワインを使ったパンチには甘みとして蜂蜜の代わりに入れてもおいしいです。りんごやパイナップルの刻んだものを浮かべましょう。料理ではポークチョップのソースに入れてみましょう。ハムやソーセージをグリルしたものにも 良く合うソースです。ドレッシングに加えてもいいですし、鮭やチキンの照り焼きのたれに砂糖の変わりに使って みるのも、料理のレパートリーを増やすのに役立つと思いますよ。
答え
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