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2005年5月14日放送
質問1 二日酔いになると何故、頭が痛くなるのでしょうか?
答え
答え1 一般的に、二日酔いで頭が痛くなるのは、アルコールが体内で分解されたときにできるアセトアルデヒドという 物質によるものです。 このアセトアルデヒドという物質は、頭痛の他に顔が赤くなったり、吐き気やドキドキするなどの原因となります。
体に入ったアルコールは、胃や腸から大部分が吸収されて、血液に溶け込み肝臓に送られます。 肝臓に入ったアルコールが、酵素によって分解されてできるのがアセトアルデヒドです。 このアセトアルデヒドは、さらに別の酵素の働きで、酢酸に変り、その後、水と炭酸ガスに分解されて、 最後は体に外に出て行きます。しかし、アセトアルデヒドを分解する酵素の一部を持っていなかったり、 酵素を持っていてもその働きが弱かったりで、飲んだアルコールの分解が追いつかなければ、頭が痛くなるなどの症状がでるのです。 そのため、どんなにお酒に強い人でも、自分のお酒の分解能力を超えて飲みすぎれば頭が痛くなります。 ですから、大切なことは、自分のアルコール分解能力にあった飲み方をすることです。
ちなみに、日本人をはじめとするモンゴロイド系の人種には、もともとこの酵素の働きが弱い人がいることが わかっています。お酒に強いか弱いかは、遺伝的なもので、パッチテストという簡単な方法で確認することができます。やり方はサントリーのホームページにも出ていますので、一度、試されてはいかがでしょうか。
答え
質問2 「ルートビアー」という飲み物があるそうですが、どんな飲み物なんですか? ビールなんですか?教えてください。
答え
答え2 ルートビアは、ビアといってもアルコールを含まない甘い味の炭酸飲料です。 英語の辞書にも、「木や草の根の汁を発酵させてつくる炭酸飲料」などとその意味が載っており、アメリカでは 各地に地ビールならぬ、地ルートビアがあったり、自家製で家庭で作られるほど、一般的な飲み物です。
日本でも販売されていますが、あまりなじみはないですね。 ルートビアの味わいは、ちょっと聞きなれない、ユリ科の草木の根とか、バニラ、アニス、ナツメグなど様々なハーブからつくられます。 その歴史は、古くはシェークスピアの時代にも似たような飲み物の記録があるといわれ、 植民地時代のアメリカで、薬草を原料としてビール替わりに作られたアルコール入りの飲料とか、 いくつもの薬草の樹皮や根を使った薬として作られたもの、など諸説あります。
このようにビール替わりの飲料だったことや、ビールのようにブクブクと泡立つことなどから、ビールではないのに、 ビアと名前がついているようですね。
ルートビアは独特の香りと甘い味わいの、コーラのような色の炭酸飲料で、そのまま冷やして飲まれたり、 アイスクリームを浮かべて飲まれたり、ごく普通の炭酸飲料として、飲まれています。
答え
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