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2005年2月12日放送
質問1 バレンタインデーは何故、2月14日になったのでしょうか?
1、バレンタインというチョコレートメーカーが誕生した日にちなんで。
2、バランタインというウィスキーが初めて発売された日にちなんで。
3、バレンタインという実在した人物の命日にちなんで。
答え
答え1 正解は3番の「バレンタインという実在した人物の命日にちなんで。」です。
バレンタインというのは、人の名前なのです。
バレンタイン・デーは、英語では「Saint Valentine’s Day」、訳せば「聖バレンタインの日」という意味で、これは3世紀のローマのキリスト教の聖人の名前です。当時ローマ皇帝は兵を強くするために兵士の結婚を禁じていましたが、バレンタインはこれに反対して、ひそかに多くの男女を結婚させていました。
これにより皇帝の怒りに触れてしまったのですが、キリスト教が公認されていない頃で、聖バレンタインは、2月14日に処刑されてしてしまいました。貧しい人や子供達、病人などから大変慕われる、深い愛情の持ち主だったこともあり、その後5世紀の末になってキリスト教が公認された後、愛の聖人としてあがめられるようになったそうです。
またローマでは、2月15日は豊年を祈願する祭日だったのですが、その前の日に娘達が自分の名前を書いた紙をカメの中に入れて、それを青年達がひとつずつ紙を引いて、選んだ紙の相手の娘と結ばれる、という古い風習が結びついて、2月14日が愛の日、と言われるようになったとも伝えられています。
日本では女性が男性にチョコレートを贈るが有名になっていますが、アメリカやイギリスではお互いにプレゼントやカードを贈るそうです。特にお花が人気があるようです。アイスクリームもいろんなおしゃれなものが出ています。ハーゲンダッツではチョコレートでトリフ風にしたものなどもあります。プレゼントとしてもおすすめですね。
答え
質問2 ビールのアルコール度数が「約」で表示されている理由を教えて下さい。
答え
答え2 ビールは本来麦芽とホップと自然の恵み、つまり農産物を原料とし、麦芽の酵素と酵母という生命の力を借りてつくられる醸造酒ですから、アルコール度数のコントロールには限界があります。
もちろん、昨日のビールと今日のビールが違う味にならないように、全力で努力はしますが、自然な範囲でバラツキがあり、それがビールづくりというものなんですね。ビールには酒税法上アルコール度数の表示は義務付けられていないのです。ウイスキーや日本酒のように、度数で税が決まるのではなく、ビール、というだけで税が決まってくるからです。とは言っても、消費者にはどんな強さのお酒なのか、目安をお伝えすべきだと考えて、業界で公に定めた規約で”約”と前置きをして、度数を表示しています。
一般的にビールのアルコール度は5〜6%くらいのものが多く、その範囲の中で少しの差でも製品を特徴づけていますので、他のお酒に比べ 0.5%刻みになっていますね。ビールのアルコール度数は国やメーカーによっても違いますが、3%くらいから6%くらいが多いです。地ビールなどでは10%を超えるものもあります。
答え
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