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2005年1月29日放送
質問1 よく、赤ワインはお肉料理、白ワインは魚料理、と聞きますが、何故ですか?反対にしてはいけないのでしょうか?
答え
答え1 一般に肉料理には赤ワイン、魚や鳥料理には白ワインやロゼを合わせることが多いですね。だからといって赤白の組み合わせを逆にしてはいけない、ということはありません。料理を食べておいしいとご自分が感じるワインを選ぶのが一番なのです。
赤白ロゼの区分だけでなく、ほのかな甘みとか、渋み、酸味、香りなどによっても料理の味わいが変わってきます。なぜ、肉料理に赤ワインと言われるのか、というと、肉料理につきもののスパイスが赤ワインと合うのです。フランス料理やイタリア料理は、香りのきつい鹿やイノシシの肉がよく使われますが、きつい香りの肉をうまく引き立てるのがスパイス。そしてそのスパイスを引きたてるのが赤ワインというわけなのです。
また焼き魚にすだちやレモンを添えると味が引き立つように、白ワインの酸味は柑橘系の果物と同じ役割を果たすので、白ワインは魚料理に合う、ということになります。迷ったときはまず似た者同士を合わせてみます。濃厚な味わいの料理にはコクのあるワイン、赤ワインが多いですね。淡白な料理にはすっきりした味わいのワイン。
同じ焼き魚でも、たいなどの白身の魚には切れ味のいい白ワインを、ぶりやさんまなど脂の乗った魚、また白身の魚でも脂肪分のこってりしたソースのかかったものは、ほどよいコクの赤ワインを合わせてみてください。
答え
質問2 炭酸飲料を飲むとゲップが出るのは何故でしょうか?
答え
答え2 ゲップは胃に溜まった空気が食道を通して逆流する現象です。
逆流する時に、食道の入口部の粘膜を振動させてあのような音がでます。胃には普段から、ある程度の空気が溜まっていますが、食道と胃とのつなぎ目にある筋肉が食道に空気を逆流しにくくしています。
食事などでは、パクパク食べると言うくらいですから、空気を一緒に呑み込んでいきますので、胃のなかの空気が増えて内圧が高まると、この筋肉がゆるんで、食道の方に空気が漏れ、ゲップが出ます。ビールやコーラの泡の炭酸などには空気がたくさん含まれますのでゲップがでやすいということになります。満腹になると出るゲップも、たくさん食べてたくさん空気がはいる、と言うわけですね。食後に出ることが多いのですが、胃酸とはほとんど無関係です。
赤ちゃんはミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込んでしまいますが、まだ自分でゲップを上手にすることができません。その空気が胃を圧迫して赤ちゃんは苦しくなってしまいますから、大人がゲップをさせてあげることが必要なのだそうです。
答え
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