バックナンバー
2005年1月15日放送
質問1 冬場は焼酎やウィスキーなどをお湯割りで飲むことが多いのですが、暖かいお酒は常温や水割りで飲むより、よけいに酔うような気がします。何故ですか?
答え
答え1 残念ながら温度別にアルコール飲料の酔いの程度を研究した医学的データはありませんが、やはり熱燗やお湯割で飲むと酔いが早く感じる方は多いようです。
推測される理由としては、まず、アルコールの沸点、アルコールが沸騰する温度は78度と、水よりかなり低いんです。そのため、アルコールを温めると気体になりやすいのです。ですから、お湯割りにしたり、お燗することでお酒の温度が上がり、呼吸するときに気化したアルコールを吸い込むことで肺から直接、血液の中にアルコールが入るので酔いが早く起きる、と考えられます。
またアルコールが体の中で分解されるとアセトアルデヒドという物質ができるのですが、この物質には血管を広げる作用があり、血液の流れが多くなることで、体の表面温度が上昇します。
さらに温かい飲み物を飲むことで、飲み物の熱エネルギーによっても体温は一時的に上昇します。アルコールと温かい飲み物という二つの作用によって、体の表面温度の上昇に相乗効果が現れて、火照ったような感じがし、感覚的にも酔いの速さを感じてしまう、と考えられているのです。
答え
質問2 野菜や果物のジュースを頂きました。 たくさんあるのでそのまま飲む以外にも何か活用する方法があれば教えてください。
答え
答え2 野菜や果物のジュースは、お料理におやつに大活躍です。
野菜ジュースやトマトジュースであれば、トマト味にしておいしいお料理ならなんでもOKです。たとえば、いつもの野菜スープに野菜ジュースやトマトジュースをドボドボと入れて煮込めば、トマト味のスープになりますし、ポトフに入れてもいいですね。
フルーツジュースであれば、砂糖を加えて甘さを調節してからそのまま凍らせてシャーベットにしたり、水とゼラチンとグラニュー糖少々を加えて加熱し、冷やせば、ゼリーとして楽しめます。また生ジュースなら果物がお肉をやわらかくする働きや、ジュースのさわやかな酸味を利用したお料理がお勧めです。
例えば、下味をつけた鶏肉をオレンジジュースで煮て醤油少々を加えると、さっぱりした味に仕上がります。スペアリブは、少し強めの塩コショウで下味をつけたお肉を1瓶位のママレードとオレンジジュース少々で煮込めば、他に味付けをしなくても、それだけで、おいしくしあがります。
それから、サツマイモを煮る時に、水や砂糖の他に、少量のオレンジジュースとレモンスライスを加えるととてもさっぱり、フルーティな味わいになります。ジュースはもともとは野菜や果物ですから、是非、同じように考えて、工夫してみてください。
答え
バックナンバーはこちら

サントリーお客様センターはこちら

|久米宏 ラジオなんですけど |TBSラジオトップ | TBSメインページ | もくじ・牽引 |

Copyright(C) 1995-2024 TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved.