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2004年12月04日放送
質問1 お酒の飲み方で「ロック」は、ステア(かき混ぜる)するのが正しいのでしょうか?それともステアしない方が正しいのでしょうか?
友達と意見が分かれているので、教えてください。
答え
答え1 基本はステア、かき混ぜて下さい。
ウイスキーつまりアルコールと水という比重の違うものを、風味や香りを生かしてしっくりとなじませるためには、ステアすることが大切です。また、ゆっくり味わいながら時間をかけて飲む間に、氷が溶けすぎて薄まらないためにも、しっかりとウイスキーを冷やしてやるためにもステアが重要なポイントです。
また、正式にはオン・ザ・ロックスと複数形で呼ばれるように、氷は大きめなものをいくつかつかいましょう。そのためにも大き目のグラスがお勧めです。イメージとして氷の音もおいしさの役割ですのでステアして複数の氷がぶつかり合う音も大事かと思います。
また、オン、といわれる所以ですので、氷を先に入れましょう。こうすることでもグラスを先に冷やせるのでおいしいオン・ザ・ロックスになります。最近人気のハーフロック(ス)はウイスキーを注いだ後、同量のミネラルウォーターを注いでお楽しみください。
答え
質問2 自動販売機の温かい缶コーヒーですが、中は熱いのに缶自体はそんなに熱くない気がします。自販機はどうやって飲み物を温めているのですか?
答え
答え2 自動販売機の中には下の方に電気のヒーターがあって、熱風をつくっています。ファンが回っていて熱い空気をかき混ぜ、下から上に熱風が上がっていきます。機種によって多少の差はありますが、買うときに55度くらいになるように調整されています。 飲むコーヒーと缶の温度の差は熱容量、つまり物が熱を蓄える能力の違いです。液体はスチールなどに比べ何倍もの熱容量があります。温めるのにはある程度時間がかかりますが、一旦温まるとなかなか温度が下がりません。自動販売機の中では缶も中味も同じように温められていますが、外気にさらされてからは缶の方が冷えても、中味はなかなか温度が下がらないのはそういう理由なのです。湯飲みに熱いお茶をいれて、すぐには持つことが出来ませんが、しばらくたつと中のお茶はまだ十分熱くても、湯飲みを持てるようになりますね。同じ理屈です。
一方、冷たい缶の方は、自販機が冷風を出して中を冷やしています。冷蔵庫と似たような構造です。最近の販売機は1台でホットとコールドと両方が売られていますね。これは中が仕切り板で区切られているのです。日本が画期的な技術で開発したものです。
答え
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