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2004年11月13日放送
質問1 そろそろボジョレーヌーヴォーが楽しみな季節になりました。フランス以外にもヌーヴォーってあるんですか?
答え
答え1 そもそもヌーヴォーというのはフランス語で「新しい」という意味で、ワインでいえば新酒です。その年に収穫した葡萄を醸し、11月中旬頃から出荷されるのですが、熟成されていないため、ワイン本来の深みのある風味はみられません。そのかわり、新鮮な葡萄果実のフルーティな風味に富み、格別な爽やかさがあります。
もちろんフランス以外の国でも新酒はあり、イタリアは「ヴイノ ノヴェッロ」、ドイツでは「ディア ノイエ」、オーストリアは「ホイリガー」という名前でそれぞれ親しまれています。
イタリアが11月6日が解禁日と決まっているほかは、国ごとの厳密な決まりはないようです。また、南半球のオーストラリアは3月がぶどうの収穫期。オーストラリアも解禁日の決まりはなく、5月ごろから始まるようです。日本では初夏にオーストラリアのヌーヴォーを楽しむことができます。
フランスのボジョレー地方のヌーヴォーは、人気もあり世界的に有名で、解禁日も毎年11月の第3木曜と決められています。今年は11月18日ですね。空輸によって日本でもフランスと同時発売されますから、日付変更線の都合上、実質的に日本が世界で最も解禁が早いと言われています。
答え
質問2 ドリンク剤で、医薬品と医薬部外品に分かれる大きな違いを教えて下さい。
答え
答え2 2つの違いは、薬事法で決められています。
医薬品はおもに病気の治療を目的としたもので、その有効性や安全性が国によって認められています。製品には薬の効能・効果や飲み方、用量、副作用に関する注意などが書かれていますし、薬に関してきちんと管理し、また販売するときには、購入者に説明、指導できる薬剤師など専門家のいる薬局・薬店でしか販売することができません。
それに対して、医薬部外品とは医薬品に準ずるものとして、効能が認められた成分が配合されているもののことをいいます。からだへの影響が少なく、専門家が管理、指導しなくても良いとされているものを指します。医薬部外品」はある程度の薬効があり、「医薬品」よりも、作用が穏やかなものといえます。
平成11年の規制緩和で従来「医薬品」であったものの一部、整腸薬、栄養ドリンク、うがい薬、のどあめ、ばんそうこうなどが新たに指定され、スーパーやコンビニ等でも販売されるようになりました。最近ではドリンク剤などがコンビニ等でも販売されていますよね。なお「医薬部外品」でも用法・用量や使用上の注意などの記載がありますので、よく読むようにして下さい。
また、医薬部外品のドリンク剤と似たような清涼飲料もありますが、医薬品の成分は厳密に指定されていて、それを含むことは出来ません。また、どのくらい飲むとどんな効果がある、と言うことは禁止されています。清涼飲料は主としてビタミンやミネラル、アミノ酸などをバランスよく含み、値段も手軽で、ごくごくおいしく飲めるように作られています。
答え
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