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2004年8月07日放送
質問1 先日、イタリアンレストランでワインを注文した時に、常温か冷やしたものか、どちらがいいか聞かれました。常温と冷やしたものでは何か違いがあるのでしょうか?
答え
答え1 おそらく赤ワインのことだと思いますが、赤ワインは一般的に白ワインのように冷やして飲むことはあまりありません。
それは、赤ワインに含まれるタンニンなどの渋味成分が、温度が低くなると、より渋く、いがいがしたように感じられるからです。
ただし、この渋味の成分がそれほど多く含まれないタイプの赤ワインであれば、冷やしても楽しめます。通常、レストランではワインを18度前後で管理していますので、レストランでいう常温であれば、そのままでも充分おいしく召し上がっていただけますが、ワインのタイプにもよりますので、レストランの方が冷やすかどうか聞いてくださる場合であれば、季節やお好みで選んだらいいと思います。
カジュアルなレストランでは、夏場の暑い時などは、軽く冷やして飲むのがいいかもしれません。なお、白ワインは、冷やしたほうが酸味がキリっと引き締まるので、一般的に冷やして飲まれます。ただ、極端に冷やしすぎると香りが感じられなくなってしまうことがあります。そんな時は、グラスの中で少し置いておけば大丈夫です。
香りは、温度が上がれば、ちゃんと感じられるようになりますので、少し温度があがってからゆっくり楽しんでください。
答え
質問2 炭酸飲料のパッケージに「微炭酸」と書いてあるものをよく見かけますが、「微炭酸」とは何ですか? どういう基準で決めているのか教えて下さい。
答え
答え2 文字通り、炭酸ガスの量が控えめですよ、という意味なのですが、ソーダやコーラがしっかりとしたガスを持っているのに比べ、レモン果汁入りなど、風味を生かしたものではガスの量が抑え目に作られています。
この特徴を、「微炭酸」と表現しています。ただし「微炭酸」という言葉が法律で定義されているわけではありません。
炭酸飲料の定義や、炭酸飲料と呼んでもよい最低のガス圧=炭酸ガスの量の程度=のことは、JAS(ジャス)法という法律で決められています。
JAS法で炭酸飲料は「飲むに適した水に、炭酸ガスを入れたもの、及びこれに甘味料、酸味料、フレーバーなどを加えたもの」と定義され、ソーダ水ではガス圧が3.0kg/cm2以上であること、無果汁でフルーツ系の色や香りをつけたものでは0.7kg/cm2以上、果汁や乳製品を加えたものでは、0.2kg/cm2以上であることが定められています。
(炭酸ガスの量が多ければ多いほどガス圧が高くなります)。
答え
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