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2004年7月24日放送
質問1 ビールのCMで「プリン体カット」と言っているのをよく聞きますが、この「プリン体」って何の事ですか?これがカットされればどうなるのですか?
答え
答え1 プリン体とは、細胞を構成する成分の一つです。
あらゆる生物の細胞に含まれているので、人の体はもちろん、ほとんどの食品に含まれています。
プリン体は、細胞の数が多いもの程多く含まれており、食品ではレバーなどの内臓や、乾燥によって細胞が凝縮されている干物などに多く含まれます。
アルコール類では、ビールにプリン体が含まれています。これは原料の麦芽にプリン体が含まれているからです。
ところで、私たちが食べ物を食べると、その食品に含まれるプリン体が体内で代謝されて「尿酸」がつくられます。「尿酸」というのは、通常体の中で一定量に保たれていますが、激しいスポーツや食生活、体質、その他様々な要因でそのバランスが崩れてしまうことがあります。そして、その尿酸の値が高い状態が続くと、痛風を発症しやすくなります。そのため、健康な方には特に問題ないのですが、痛風や痛風予備軍の方は、この尿酸のもとになるプリン体が多量に含まれる食べ物を控える必要があるのです。
ビールに含まれるプリン体は、決して多くはありませんが、つい沢山飲んでしまいがちです。そこで、プリン体がカットされたビールであれば、痛風などで尿酸値を気にしていらっしゃる方でも、安心して、ビールが飲める、というわけです。
ちなみに「プリン」という言葉は、英語の「プリン・ヌクレオチド」(核酸を構成する要素の一群)からきたもので、デザートのプリンとはまったく関係ありません。
答え
質問2 この時期、自宅でも簡単に、おしゃれでおいしいフローズンカフェを作る方法があれば教えて下さい。
答え
答え2 お好みの甘さのアイスコーヒーを冷凍庫でシャーベット状に仕上げ、よく混ぜてとろりとさせ、カップに注ぎ、ミルクをかけ、生クリームをホイップしたものを飾って出来上がり。ミキサーを使ってもしゃきしゃきした感じの味が楽しめます。
これが基本ですが、喫茶店でフローズンカフェ、という今人気のメニューではカフェモカ、つまり、コーヒーにチョコレートシロップやココアをミックスしたもので作られることが多いです。甘くてリッチなおいしさですね。
作り方は、コーヒーとミルクが1対2くらい、チョコレートシロップをコーヒーの半分くらい、同量の氷を入れてミキサーにかける。グラスに注いでホイップクリームにココアパウダーのトッピングをすれば出来上がり。それぞれの量はお好みで濃さ、甘さを調整してください。コーヒーの代わりにエスプレッソだと本格的な味になります。
もうひとつ、暑い日のお勧めのコーヒーデザートとして、エスプレッソコーヒーか濃い目に入れた深煎りのコーヒーをバニラアイスクリームにかけて、とろりとしたところをかるく混ぜると、フローズンカフェの逆転のおいしさです。お試しください。
答え
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