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2004年7月03日放送
質問1 薬草やハーブを使ったお酒があると聞きましたが、どんなお酒でしょうか?何故そんなものがあるのか、その由来を教えて下さい。
答え
答え1 アルコールに薬草やハーブを漬け込んだり、一緒に蒸留してそのエキスや香りを溶け込ませたりしたお酒をリキュールといいます。その他、果物、花なども使われてます。甘い、色のきれいなものが多く、様々なカクテルには欠かせないお酒ですね。 このリキュールの語源は、ラテン語の“溶ける”や“液体”から来ています。古代ギリシャの医者、ヒポクラテスが病人に力をつけさせるために、薬草をワインに溶かし込んでつくった水薬が、リキュールの起源と伝えられています。 現在のようなリキュールが飲用されるようになったのは、15世紀にイタリアの上流階級のご婦人たちの薬用として広まってからのことです。 薬草系リキュールで知っておきたいのが「シャルトリューズ」です。世界でもっとも古くに作られたリキュールの一つで、1764年にフランス南東部のラ・グランド・シャルトリューズという修道院で作り始められました。130種の香草・ハーブを配合して作られており、その調合は今でもシャルトリューズ修道院の選ばれた修道士3人だけの秘密となっています。 他にポーランド製ウオツカで、「ズブロッカ」という、かやの一種の草の風味のついたウオツカがあり、ボトルの中には必ずこの香草が1本入っています。この草をズブラという野牛が好んで食べることからその名がついたようです。
答え
質問2 濃縮120%、140%などと書いてあるジュース類がありますが、この100%以上とはどういう事ですか?
答え
答え2 100%のジュースに含まれる水分を加熱や分離で取り除いて、濃いジュースに仕上げているのです。
果汁100%のジュースでも、80%くらいは水分で、あとは繊維(せんい)や糖分、ビタミンCなどです。120%であれば1.2倍、140%なら1.4倍の濃さにしているわけですから、少ない量で、おなじ野菜や果物の量が摂れるということになります。
果物や野菜の種類によっても違ってきますが、コクが豊かで、自然な甘さが多少強いのが特徴となっています。原料となっている野菜や果物のタイプで、それぞれ飲みごたえ、おいしさなどを考慮してそれぞれメーカーで濃さを決めています。かといって、濃ければいいというものではなく、余り濃いものは飲みにくいですので、200%を超えるものはちょっと見当たりません。
一方、5〜6倍の濃さで作られている「コンクジュース」というものがありますが、これは飲むときに水で薄めて利用されるタイプです。
答え
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