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2004年6月12日放送
質問1 赤ワインのラベルに書いてある「ライトボディ」とか「フルボディ」って、どういう意味ですか?
答え
答え1 ボディとは、ワインに用いられる味わいを評価する用語で、ワインの厚み・コクや力強さを表す言葉です。
ワインの中には水分、アルコール、ポリフェノール、糖、酸をはじめ微量ながら土壌からのさまざまなミネラル分が存在しています。
その中で主にアルコール分やポリフェノールのエキス分の含まれる量、そしてその割合によりワインは軽やかなタイプから、厚みと深みを持つタイプまで特徴が生れ、それをボディとして表します。
軽いものからコクのあるものへ順に、ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディと表現することが多いようです。
たとえばボルドーの上級品のような、力強く芳醇なタイプにはフルボディがよく見られますし、ボジョレーのような軽やかなタイプの赤ワインにはライトボディが多いです。日本では赤ワインのラベルに表示されていますが、この表示は日本独特のもので、欧米ではワインの風味の特徴が記載されていることはありますが、ボディのランク表示は見られません。なお、白ワインには甘口、辛口の表示があり、糖分と酸味のバランスを知ることが出来ます。ワイン選びの際の目安にしてください。
答え
質問2 『特定保健用食品』と書いてある飲み物や『栄養機能食品』と書いてある飲み物がありますが、それぞれどういうものなのですか?
答え
答え2 まず、『特定保健用食品』は医薬品ではありませんが、血圧が高めの方に適しているとか、お腹の調子を整えるのに役立つ、などの効果が科学的に証明されている食品です。
国から認定されることなく、勝手にその商品に、効果、効能を表示することはできませんが、実験データなど科学的な根拠が得られ、『特定保健用食品』と認定されれば、「お腹の調子を良好に保つ」とか「歯を丈夫にするガム」など、それを飲んだり、食べたりしたらどんな効果があるのかを表示することができます。
そして、『栄養機能食品』は、不規則な食生活など、通常の食事で摂り切れない栄養成分の補給に便利な食品で、国からの認定を受ける必要はありませんが、ビタミンやカルシウム、鉄など、特定の栄養成分、例えば、カルシウムを一定量含めば「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。」といった、カルシウムそのものの働きを表示できることになっています。
医薬品以外で、その食品を食べたり飲んだりしたときの効果や栄養成分の働きを表示できるのは、『特定保健用食品』と『栄養機能食品』だけで、これを参考に自分に合った食品を選択する情報を得ることができます。
「ヨーグルト」や「お茶飲料」などにも、このような記載がされているものがあるので、一度注意して、容器をご覧になってみてください。
答え
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