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2004年5月29日放送
質問1 ウイスキーの水割りに使う水はどんなものが適しているのでしょうか?
またオススメの飲み方があれば教えて下さい。
答え
答え1 おいしい水割りを楽しむためには、 カルキ臭など臭いの無いおいしい水で、ウイスキーと相性の良い水を選ぶことが重要なポイントですね。
水質を表すひとつの指標が「硬度」で、市販のミネラルウオーターには表示があります。軟水は軽くすっきりした味わいが特徴で、硬水は重くコクがあるのが特徴といわれています。水割りやカクテル用として考えると、軟水の方が適しています。軽くてマイルドな口当たりの軟水には、もとの素材の味や香りを活かすという力があるからです。
お勧めの水割りはウイスキーと水が1対2.5位、大き目の氷で、グラスをしっかり冷やしてください。
それから、最近人気の飲み方、「ハーフロック」をご紹介しましょう。グラスはできれば8オンス〜10オンスのロックグラスで。3センチ角程度の氷を2個〜3個、小さい氷であればグラスにあわせて適宜いれます。お好みにあわせ、ウイスキーを適量注ぎます。そして、ウイスキーと等量のミネラルウォーターを注ぎ、マドラーなどで軽くまぜます。味わうウイスキーの個性に合わせたり、お好みで、ソーダ、ジンジャーエール、コーラ、トニックウォーターなどで割ってみても楽しめます。
答え
質問2 うちでケーキを作る時に、隠し味としてワインをよく使います。
しかし、最近のワインはポリフェノール入りの表示がしてあるものが多いのですが、ポリフェノールが多いとケーキの味が消えてしまうのではないかと心配です。
ケーキ作りには向いているのでしょうか?ポリフェノールについて教えて下さい。
答え
答え2 「ポリフェノール」は植物の色素や苦味の成分ですので、この量が多いと、渋みが特徴のワインである可能性があります。お菓子には向かないでしょう。
「ポリフェノール」にはたくさんの種類があります。ワインだけでなく、お茶、ぶどう、カカオ、大豆など、身近な食品や嗜好品に含まれています。その抗酸化作用、身体が酸化するのを抑えることで、さまざまな病気の原因を防ぐ作用が期待出来るとして最近注目されています。
お茶には「ポリフェノール」が多く含まれており、中国では薬として飲まれていたことが古い文献に残っていますが、たとえば「ウーロン茶ポリフェノール」は、体の中でさまざまな働きをすることもわかってきており、体内のエネルギーの消費や中性脂肪の燃焼を促す、血中のコレステロールを抑制するなどの研究発表もされています。赤ワインの「ポリフェノール」も、動脈硬化を予防する効用が話題になりました。
ウイスキーにも樽熟成由来の特有の「ポリフェノール」が含まれていることが明らかになりました。「ポリフェノール」には多くの種類がありますが、まだ解明されていない新しい分野であり、徐々に研究が進められています。
答え
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