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2004年5月08日放送
質問1 炭酸飲料を最初に飲んだと言われている美女は誰でしょうか?
1.小野小町 2.クレオパトラ 3.楊貴妃
答え
答え1 正解は2番のクレオパトラです。
世界で最初に炭酸含有の飲料を飲んだのは、クレオパトラだという伝説があります。
真珠をぶどう酒に入れて溶かし、それを美容と不老長寿の秘薬として飲んだと伝えられています。
真珠の主成分は炭酸カルシウムで、酸に溶けると反応して炭酸ガスが発生します。真珠入りのぶどう酒は、現在のシャンペンに似た飲み物であったのではないかと想像されます。優雅な話ですね。
ところで、炭酸飲料の歴史は、天然に湧き出る鉱泉や温泉を飲用した事に始まります。
最初の史実はローマ時代にあり、鉱泉の水は普通の水と異なり、健康に良いと考えられて、まず病人に飲まれました。その後、16世紀はじめスイスで、天然鉱泉に似たものを人工的に作り出す研究が行われました。
炭酸飲料の商業的な生産は1776年、スウェーデンではじまり、続いてヨーロッパ各地に広がりました。
日本には1863年に、英国人の商人が横浜で薬種商を開業し、1868(明治元年)横浜居留地でレモネード、ジンジャーエール、ミネラルトニック、シャンペンサイダー等の炭酸飲料の製造を始めた事から広まりました。
答え
質問2 お酒のアルコール度数表示はどういう意味なのでしょうか?
この度数はパーセントに相当するのでしょうか?
答え
答え2 相当します。
酒税法では「アルコール分とは、摂氏15度の時に原容量百分中に含有するエチルアルコールの容量をいう」と規定されており、「度」又は「%」と表示します。
「度」というのは温度とかいうのと同じ、尺度を表す言葉です。%と同じ内容を示しています。従って、40度あるいは40%と表示されたウイスキーは、100ミリリットル中に40ミリリットルのアルコール分があるということになります。
ちなみにアメリカやイギリスでは、伝統的、習慣的に蒸留酒のアルコール度数を表す単位として「プルーフ」という単位が使われることがあります。
アメリカンプルーフは、その数値の半分が度数や%とイコールになります。例えば、80プルーフと書いてあれば40%ということになります。イギリスでは、ブリティッシュプルーフの0.571倍、つまり70ブリティッシュプルーフが約40度になります。
答え
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