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2004年3月27日放送
質問1 クイズ:烏龍茶のウーロンという字は何故、”烏“と”龍“って書くのでしょうか?
1、茶葉が龍のようにねじれているから。
2、龍さんという人がウーロン茶を開発した。
答え
答え1 正解は、1番の「茶葉が龍のようにねじれているから。」です。
烏龍茶は、お茶の葉がカラスのように黒く、龍のようにねじれていることから名づけられたといわれています。
ウーロン茶は茶葉を乾燥させ、発酵させ、釜で炒ったり強く揉み上げたりするのですが、その過程で、お茶の成分のタンニンが酸化し、褐色になって、あの黒い色とねじれが生れます。
もともとお茶は、緑茶、ウーロン茶、紅茶など、それぞれの種類によって適した樹はありますが、 基本的にはお茶の樹であることは同じです。それをどうやって作り上げるかによって、様々なタイプのお茶になるのです。
緑茶以外のお茶は醗酵させてつくるので、その醗酵度合いによって、お茶色や異なる香りや味がでてくるのです。烏龍茶は途中で発酵を止める半醗酵茶です。
烏龍茶は、中国の16世紀、明の時代に皇帝に献上するお茶として開発されました。
烏龍茶に使われている『龍』という文字は、中国では皇帝を指す言葉といわれ、洋服の模様や、絵でも文字でも、『龍』は一般の人が軽々しく使ってはいけないものでした。
烏龍茶は中国でも大変高価なお茶で、品評会で最高級とされるものでは500グラムでなんと、100万円もの値段がつくものもあります。
ちなみにこのウーロン茶、烏良(うりゃん)という人が思いついて作った、という説もあります。
答え
質問2 お酒の紙パックは缶や瓶に比べて賞味期限が短いのは何故ですか?
また、ビールなど、炭酸系の飲み物の紙パックがないのは何故ですか?
答え
答え2 日本酒などの紙パックは、内側からポリエチレンのコーティングをしたアルミホイル、ポリエチレンでコーティングされた紙、外側はまたポリエチレンでコーティング、と重なり合って出来ているのが一般的です。
このアルミホイルが外気からの影響を防ぎ、密封性を保っているのですが、その厚さは10ミクロン程度で非常に薄いので、ガラス瓶やアルミ缶に比べてどうしてもバリア性が劣ります。
さらに上下や周囲の貼り合わせ部分は、紙あるいはポリエチレン同士を溶かしてくっつけ合わせているので、アルミホイルのバリアがありません。それで外気の影響は受けやすくなり、賞味期限が短めに設定されているのです。
ビールのようなガス系飲料に紙パックを使うのが難しいのは密封性のほか、耐圧性の問題もあります。耐圧性を持たせるには形状を丸型にして内圧を均一にする必要があります。これは、現在の紙容器が成型上、取扱上ほとんどが直方体であることもあり、非常に難しい問題です。
答え
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