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2004年2月07日放送
質問1 にごり酒と清酒はどう違うのですか?
答え
答え1 にごり酒は、どぶろくとも言われ、醪を通常の布で漉す(搾る)代わりに、目の粗い布で漉したお酒です。そのため、通常は酒粕となる部分の一部(米の繊維質、酵母など)が酒中に含まれるので、甘めで白くにごり、ざらっとした舌ざわりがあります。
一方、普通に搾ったお酒は、加熱殺菌、貯蔵などして瓶詰めされ一般的な清酒となります。
日本酒は今では一年中安定した生産が行われていますが、もともとは寒仕込みとか、寒造りといって、12月〜2月ごろまでの寒い季節に造られます。気温が低いことから、雑菌が少なく、引き締まった麹ができ、安定した酒造りができるからです。
秋口に収穫された新米を使用し、1〜3月に新酒が誕生します。このしぼりたてのお酒のフレッシュ感をたいせつにするため、火入れをしないまま、瓶詰めします。これが初搾り新酒と呼ばれるものです。
これには、濁り酒もいくつかありますが、火入れをしておらず、酵母も生きていますので、必ず冷蔵庫に保存して、冷やしてお召し上がりください。
答え
質問2 寒い冬の夜に温かいコーヒーは格別です。
コーヒーが飲まれるようになったのはいつ頃からでしょうか?コーヒーの歴史について教えてください。
答え
答え2 6世紀ごろ、コーヒーの実を食べると元気になるということがエチオピアで発見され、13世紀ごろにはイスラム教徒の僧の間で薬として利用されていました。その後イスラム教がヨーロッパに広まっていきましたが、運搬に耐えるため乾燥させるようになったのです。
それまではナマの赤い実のまま食べられていたのが、なぜ火で炒るようになったのかについては山火事の時コーヒーの木も一緒に焼けてその時コーヒーの実が香ばしい香りを出していたとか貯蔵していたコーヒー豆が焼けた、偶然火の中に入れたら美味しそうな香ばしい香がしたなど、いろいろと言い伝えられてきています。そのころはコーヒーは豆を炒ったものをそのまま煎じたシンプルなものです。
その後細かく砕いてから煎じるようになりましたが、まだちょっと飲みにくいコーヒーだったようです。このような、かすを沈めて上澄みだけを飲む方法はトルコ・コーヒーと呼ばれて現在にも伝わっています。
ちなみに、日本には1609年、平戸にオランダ商館が開設されたとき、コーヒーが伝えられたと言われています。
答え
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