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2004年1月17日放送
質問1 瓶ビールの王冠の溝の数(ギザギザ)を数えたらどれも21個でした。これには何か決まりがあるのですか?
答え
答え1 日本では全て21個です。これはアメリカ、西ドイツなどの海外もほとんどが同じ数のようです。
何故、21個かというと、物を支える時、3点というのが最も安定している形。だから3の倍数の21なんです。しかし、3の倍数なら18や24なども考えられますが、開栓する時の、開き具合や形状を考慮すると、21個が最適な数だという事になったのです。
以前、王冠の裏側に張ってある素材がコルクだったときには、日本工業規格で、標準サイズの2.7cmの王冠でギザギザは21個となっていました。現在はコルクではなく、ポリエチレンが使われていますので、この規格は当てはまりませんが、それに準じて21個で設計されています。
ただし、一升瓶など大きなサイズの王冠では、22個、24個というのが存在するようです。
答え
質問2 紅茶にレモンを入れると何故、黄色に色が変わるのですか?
答え
答え2 紅茶の色素成分は酸性になると変化する性質があります。
紅茶にレモンを入れると、レモンの酸が紅茶に溶け、紅茶の浸出液がレモンの酸によって酸性になり、紅茶の色素成分が変化して色が薄くなり、黄色っぽくなるのです。
レモンだけでなく、みかんやりんごなど、酸を含んだ果物を入れても色は薄くなります。これはきれいな紅茶の特徴の一つなので、レモンをはじめ、フルーツで様々な味や見た目の演出をしてバリエーションティーを楽しむ、という考え方も出来ますね。
さてここでおいしいレモンティーの入れ方をご紹介しましょう。 レモンスライスを直接紅茶に入れてしまうと、レモンの皮から出るレモンオイルが、熱い紅茶の中で抽出され、紅茶に含まれるタンニンと化合して渋くなってしまう傾向があります。紅茶はできるだけタンニンの含有量の少ない軽いタイプ(例えばスリランカ産のキャンディや、インド産だとニルギリ等)を選びましょう。
レモンは渋みのでる皮の部分を除いて、中味だけをカップの中に入れます。この時、レモンの皮はカップの縁にすりつけ、香りだけつけます。これでも十分おいしいレモンティーになりますが、さらに紅茶のポットにオレンジの皮を潰して入れると、レモンほど渋みは出ずに甘い香りが立ちます。
カップに注ぐとレモンの香りが一層引きたち、渋みのない爽やかなレモンティーが味わえますよ。
答え
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