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2003年12月27日放送
質問1 先日、大掃除で部屋の片づけをしていたら20年以上は経っていると思われるブランデーとウイスキーが出てきました。これはまだ飲めるのでしょうか?それどころか、年代物になって価値が上がっていたりしますか?
答え
答え1 ウイスキーは蒸溜したアルコール度数の高いお酒ですので飲んでも大丈夫です。
栓があけられておらず、直射日光の当たる所や温度が高い所に長期間置かれていなけれぱ10年位ではほとんど気づくような変化は生じません。ブランデーやウオツカ、ジンなどアルコール度の高いお酒は同じことが言えます。
とはいっても、瓶詰後は、ワインのように瓶熟することはないので、お手元で保存されていておいしくなることはありませんし、価値も上がることはありません。なるべく早めに飲んだ方がよいと思います。ただ、ナフタリンや石鹸など強い匂いのもののそばに置くと、その香りがウイスキーに移ることがありますのでご注意下さい。
また、ウイスキーやブランデーのように樽で長年貯蔵する蒸留酒に独特な成分として長年おいておくと、白い粉のような沈殿物が出てくることがありますが、もともとの成分ですので、全く問題ありません。栓をいったん開けた場合は、保存の仕方や周りの環境に影響されやすくなりますので、1、2年程度で召し上がっていただいた方が良いでしょう。
答え
質問2 疲れた体にオススメの温かい飲み物があれば教えて下さい。
答え
答え2 普通は皆さんが疲れを感じた時、甘いものを摂取してエネルギー源を補給されていると思いますが、意外な飲み物として、温かいこぶ茶をオススメします。
こぶ茶の原料である昆布には、グルタミン酸というアミノ酸が豊富に含まれています。このグルタミン酸は旨味成分として有名ですが、速やかに細胞内に取り込まれて、エネルギー源として利用されることも知られております。こぶ茶を飲むと疲れがとれるのは、グルタミン酸がエネルギー補給の役割を果たしているためであると考えられます。
さらに、梅こぶ茶や塩こぶ茶にすると、おいしくなるだけではなく、梅に含まれるクエン酸が良いエネルギー源になり、梅に含まれる成分が血液をサラサラにすることで体の隅々まで栄養酸素を行き渡らせ、疲労がたまりにくい状態にしてくれることが考えられます。
また、塩はからだを温める作用がありますし、適度な塩の補給によって、失った電解質を補うことで疲労感をとる効果が期待されます。昔からの生活の知恵はちゃんと裏付けがあるんですね。
答え
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