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2003年12月20日放送
質問1 カクテルに添えられているすごく細いストローの正しい使い方を教えて下さい。
2本あるのはカップル用のものなのでしょうか?
答え
答え1 パーティーシーズンのこの時期、ストローがささっているオシャレなカクテルを召し上がる方も多いと思いますが、細くて短めのストローは、シャーペット状のフローズン・スタイルのカクテルによく添えてあります。
これは「ステアリング・ストロー」といって、主にフローズンなど、氷がとけると水っぽく分離しやすいカクテルをかき混ぜるためのストローです。これでカクテルを飲んでいけないわけではありませんが、すごく細いので、吸い込むのに力が入り、あんまりスマートには見えないと思います。ですので、ごく細いストローがついてきたら、「かき混ぜ」用と思った方が良いでしょう。
一方、細かく砕いたクラッシュド・アイスのカクテルについてくるのは「ドリンキング・ストロー」といって、こちらはカクテルを飲むためのものです。クラッシュド・アイスのカクテルでは、グラスに口をつけて飲もうとすると細かい氷が邪魔になるのでこのストローを使います。
これは2本ついてくることがありますが、ストローの中に氷が詰りやすいので、2本目は言ってみればスペアとしてあるようなもの。2本一緒に使って飲みましょう。また、2本のほうが飲みながらグラスの中をかき混ぜやすいということもあります。
答え
質問2 ココアとチョコレートの関係を教えて下さい。
またココアは何故パウダー状なのですか?
答え
答え2 両方とも原料はカカオ豆です。
ココアはカカオ豆をすりつぶした後、含まれている脂肪分、カカオバターを取り除いたものです。
現在、チョコレートは固形のお菓子としてのほうが身近ですが、歴史的には飲み物から始まっています。
チョコレートの発祥地は現在の中南米にあった古代アステカ。ここの人々は、はるか昔から「滋養強壮効果のある神秘的な薬」としてカカオの豆をすりつぶして飲んでいたそうです。 その後16世紀、スペインの征服によりそのカカオがヨーロッパに渡り、貴族や僧侶などの間で高価な飲み物として親しまれるようになり、そのままではおいしくなかったので、ナッツやバニラ、砂糖やミルクなどを加えて飲まれるようになりました。
ただ、カカオ豆にはカカオバターがあって、苦味やくどいなど、飲みにくさもあったのですが、1828年、オランダの化学者がチョコレートに含まれるカカオバターの一部を取り除く技術の開発に成功し、お湯に溶けやすいココアを発明しました。それがいまのココアパウダーの原型です。
そして、その取り除かれたカカオバターを固めたのが、チョコレートの原型なのです。
答え
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