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2003年11月15日放送
質問1 ボジョレーヌーヴォーの解禁日は、なぜ11月の第三木曜なのですか?
答え
答え1 これには歴史的なエピソードがあります。
実はいちばん最初の解禁日は11月11日でした。というのもボジョレー地区でもっとも収穫の早い村でワインの出来上がるのが、いつも大体このころで、ボジョレーの関係者はここのワインを味わって今年の出来ばえを判断したという慣習があったのです。たまたま聖マルタンという聖人を祝う日が11月11日で、縁起もよかったので、この日に新酒を祝おうということになったそうです。
ところが、その後11月11日は聖マルタンの日から無名戦士の日に変更され、聖人の日ではなくなってしまいました。そこで、聖マルタンの日からいちばん近い別の聖人の日、聖アルベールの日である15日に解禁日を移したのです。
そもそも解禁日をもうけたのは早出し競争による品質低下を防ぐためでした。しかしこの日が土日に重なった場合、許可書を出す役所や運搬業者が休みになってしまうため、せっかくの新酒の出荷スケジュールや売れ行きに影響してしまいます。
そこで、フランスの行政府が1984年に「第3木曜日」へと変更し、こんにちまで守られています。なお、これはボジョレーだけのことで、イタリアの解禁日は11/6。オーストリアの解禁日は、以前はありましたが現在は法的には定められていません。
答え
質問2 コーヒーとココアをブレンドしたらおいしく飲めました。
他にコーヒーのおもしろい飲み方があれば教えて下さい。
答え
答え2 コーヒーにはカカオ系を加える飲み方が多いですね。
まず取っておきはビッチェリン(Bicerin)。19世紀から続く北イタリア、トリノの町にある由緒ある喫茶店の名物コーヒーです。
チョコレートシロップに熱いエスプレッソを加え、生クリームで被い、カカオパウダーをかけます。見た目もおしゃれで、これからの寒い季節のパーティにはぴったりのデザートになります。
変わったのみ方としては、ハーブ系ではカフェ・ジンジャー。カップにホットコーヒー、ショウガのスライス2、3枚、蜂蜜をスプーン1杯くらい入れて出来上がりです。体が温まり、喉にも良さそうですね。
一方、アイスでハーブ系なら、コーヒーの粉にカルダモンを入れ抽出しても面白いです。グラスにクラッシュト・アイスを入れコーヒーを注ぎ、レモンとオレンジの皮を浮かせてどうぞ。
そのほかには、コーヒー・コーラや、レモン・ジュースにホットコーヒーを入れてレモンの皮を入れるレモンティじゃなく、レモンコーヒーなど様々です。お好みでお試しください。
答え
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