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2003年11月08日放送
質問1 いろんなお酒の利き酒について聞きたいのですが、利き酒をする時には何か特別な規定のグラスがあるのでしょうか?
答え
答え1 特に規定はないのですが、お酒の種類によって、使われるグラスの形状はだいたい決まってきています。
その一例を紹介しますと、まず、ワインにはクリスタルガラスで高さ15,5センチ、胴が6,5センチ、という国際的な基準があります。が、これも規定ではありません。
そして、ウイスキーやブランデー、焼酎ではワイングラスを小ぶりにしたようなチューリップ型の、口元のすぼまったものがよく利用されます。口がすぼまっていると、グラスに香りが溜まるので、香りも確認しやすくなります。
さらに、日本酒では”利き猪口(ちょこ)”と呼ばれる、底に青い蛇の目と呼ばれる二重線のある、白い磁器のぐいのみが使われることがあります。
利き酒、テイスティングでは、お酒の種類によって多少の違いはありますが、手順として色を見る、香りを確認する、少しだけ口に含み、鼻に抜ける香りを、そして、口に残った「後味」と「残り香」を判定します。このためにはグラスは透明で汚れやにおいのないことが重要。また、口に含んだお酒は飲み込まず、その都度、吐き出すことが多いです。
ウイスキーでは、一度に300種類もの原酒をテイスティングする場合があり、全部飲んでいたら大変なことになります。
答え
質問2 栄養ドリンクの原材料を見ていたところ、VPと書いてありました。 これってビタミンPの事ですか?ビタミンPって何ですか?
答え
答え2 ビタミンPのことです。
Pは浸透性を意味するpermeability のPをとったもので、ビタミンはVと表示されています。
そもそもビタミンとは、動物が生命を保ち、成長するために必要な微量栄養素で、動物の体内では自然に合成することが出来ないので、食物から意識的に摂取することが必要です。ただし、科学の発展で多様なビタミンが見つけられ、歴史的にビタミンという名前が付けられてはいますが、必須ではないものもあり、ビタミンPはそのひとつです。
ビタミンPは、ビタミンCの吸収を助け、ビタミンCが体内で十分機能を果たす上で欠かせない栄養素です。人の体内でビタミンPが不足すると、歯ぐきから血が出やすくなったり、青アザができやすくなったり、風邪もひきやすく、疲れやすくなったりします。
ビタミンPを多く含む食品は、みかん、レモン、オレンジなどの柑橘類のほか、あんず、そばなどがあり、特に柑橘類には、うす皮の部分に多く含まれています。
ところで、ビタミンにはABCDとアルファベットがついていますが、これは発見された順番や、機能の現象を意味したり、物質名だったりします。しかし、AからZまですべてあるわけではなく、一方BなどはB13などというものもあったりするんですよ。
答え
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