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2003年10月04日放送
質問1 ワインの蓋にはコルク栓とアルミ栓がありますが、どう違うのでしょうか?
アルミ栓のワインもねかせておく方がいいのでしょうか?
答え
答え1 保存しておくタイプのワインはコルク。一方、家庭やアウトドアで気軽に飲むタイプのワインはアルミキャップが使われていることが多いです。
コルクは柔軟性があり、錆の心配がなく気密性が高いのでワインボトルの栓に最適なのです。また、長期間の熟成では四季に応じて温度変化があり、ワインも膨張したり収縮したりします。このときにはコルクの柔軟性がしっかりと気密性を保ってくれます。
その一方で、長期間熟成をしないワインもいろいろあります。そういうワインにアルミ栓がよく使われているのですが、それは気軽に早めに飲んでいただくタイプのワインと言えます。ですが、アルミキャップも気密性には問題ありません。
もともとコルクのワインを横に寝かせる理由は、コルクを湿らせて気密性を保つ為ですから、アルミキャップの場合は、横に寝かせておく必要はありません。万一漏れるなどを考えると、むしろ立てて保存してください。
答え
質問2 ジュースになりにくい果物ってあるのですか?私はスイカやイチジクなどが大好きなのですが、そういうジュースはほとんど見かけた事がありません。
ちなみにグレープフルーツやオレンジなどは、何故これほどジュースで出回るのでしょうか?
答え
答え2 どんな果物でもジュースになる可能性はあります。
ただ厳密に言うと、ジュースになりにくい、というより、果物がジュースや果汁飲料として製品になるかならないかは、飲んでおいしいかどうかが最大のポイントであり、ジューシーな水分や香りなど、多くの消費者が飲みたい、と思う製品になるかどうかをメーカーは考えるわけです。要はマーケティングの問題ですね。
スイカやなし、いちじくの果汁飲料は調べてみると結構いろいろなところで作られているんですよ。ご当地製品としてその果物の産地で製品化されているものもあります。しかし長年の経験から消費者の需要があまり大きくないため、大手飲料メーカーから全国向けの製品として積極的に製造、販売されていないので目につきにくいのだと思います。
オレンジなど柑橘系の果物や、りんごなどは、昔から各ご家庭でも絞って飲むととてもおいしい、と好まれる方が大変多いので、農家もメーカーもジュース向けの果物の改良を進めてきたことも、この種のジュース類が圧倒的に多い理由になっています。
答え
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