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2003年9月06日放送
質問1 焼酎には甲と乙があったり、「本格」と書いてあるものが合ったりしますが、何がどのように違うのでしょうか?
答え
答え1 酒税法によって区別されています。まず焼酎とは、蒸留酒の中で、ウイスキー、ブランデー、スピリッツ類以外のものを指します。甲類は大麦やコーンを原料として、連続式蒸留=高温で連続的に蒸溜を行う蒸溜機=を使って純度の高いすっきりしたアルコールを作り、36度未満に仕上げたもの。純粋で洗練された味わいがソーダで割ったり、ジュール類と混ぜるなど様々なチューハイにぴったりです。
乙類は、麦・米・いも、そばなどが原料で、単式蒸留機=一回ごとに原料を入れ、じっくりと蒸留する=で、アルコール分45度以下のもので、原料の特徴を生かしたこくや味わいがあります。ロック、水割り、お湯割りがよく合います。
「本格焼酎」は酒税法で厳密な定義はありますが、乙類の焼酎とほぼ同じです。何百年の歴史をもち、伝統の製法を受け継いで造られてきた焼酎なのに、「乙」という「甲」よりも劣ったイメージを払拭するために平成14年から「本格焼酎」と言うようになりました。
答え
質問2 私は現在妊娠7ケ月半なのですが、喉が渇いた時に妊婦の体にやさしいオススメのドリンクがあれば教えて下さい。糖分の高いジュースやカフェインの入ったコーヒーなどは控えめにしたいし、かといって水だけというのも味気ないので・・・。
答え
答え2 妊娠期の食嗜好の変化や食欲不振期には炭酸飲料の摂取が薦められています。炭酸飲料のこうした機能が妊婦の体に対してどのようなメカニズムで働いているのかについてはまだよく分かってないのですが、医学上の経験と安全性上の懸念が無いことによる推奨と思われ、特にアメリカの病院なんかでは炭酸飲料を妊婦さんに良く勧めているそうです。
そこで酸味を加えたおしゃれな炭酸飲料はいかがでしょうか。レモンやライムを絞ったり、グレープフルーツをナマのまま半切りにしてぎゅっと絞り、ソーダで割ります。妊婦さんだけでなくとも、残暑の厳しい日などにこのようなスッキリとしたドリンクはいかがでしょうか?
妊娠中は糖分は取り過ぎないように、と心がけていらっしゃる方も多いと思いますが、 “味覚的な甘さ”と“カロリー”は必ずしも一致しませんので、甘味の強弱に惑わされないで、カロリーを確認しながら甘いものも、ある程度摂った方が満足感が得られます。
飲み物ではないのですが、塩分のないトマトジュースをゼリーにしておやつに召し上がるのもいいとおもいます。
答え
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