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2003年8月09日放送
質問1 ワインボトルの形には大きく分けてイカリ型の「ボルドータイプ」と、ナデ型の「ブルゴーニュ」タイプがありますが、この違いには何か深い訳があるのでしょうか?
答え
答え1 ワインの瓶は、1700年代の初めころまではたまねぎのような型で、胴が丸くふくらんだ形が主流だったのですが、その後コルク栓で密閉して貯蔵すると良いワインはさらにおいしく熟成することが解ってきて、横に寝かせて貯蔵しやすいためにシリンダー型の、ずん胴の瓶が使われるようになりました。
ボルドー地方のタイプはボトルの肩の部分がしっかりと張った「いかり肩」をしています。この理由はワインの「オリ」をためるためです。ワインは保存しておくと原料のぶどうの成分のオリが発生し沈殿してきます。もちろん害は全くないのですが舌触りや見た目からそれがグラスに入るのを防ぐためこの肩が張っているんですね。
またほとんどの瓶の底は大きくくぼんでいますが、これも底にオリが引っかかるような工夫です。一方、ブルゴーニュタイプは「なで肩」のなめらかなボトルの形状ですが、底がくぼんでいる形状は同じですが、ブルゴーニュ地方のワインでよく使われていたピノ・ノワールというぶどう品種はオリがあまり出ないので、グラスに流れこんでくる心配が少ない。そのため、このようななめらかななで肩のタイプになったと言われています。
答え
質問2 ワインや日本酒を使った料理のレシピはよく聞きますが、ビールを使ったオススメの料理は何かありますか?
答え
答え2 ビールの特徴を生かしたお料理もいろいろあります。肉を漬け込むと肉がやわらかくなり、ホップの苦味がよい風味となります。塊の肉を使ってシチューを作るときにたっぷり加えてみましょう。鶏の煮込みやキャベツとソーセージの煮込みにも合います。
すきやきで、割り下に日本酒の代わりにつかうのも一味違った味わいがあります。飲み残したり、ちょっと日付が古くなったりして捨てるにはもったいない場合、てんぷらなどの揚げ物の衣に加えると、わかさぎなど独特の臭みがとれて味が引き立ちます。またビールには良質のたんぱく質が含まれていますので、ぬか床にちょっと入れてやると、ぬかみそが活性されて漬物の味がぐんとよくなります。
答え
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