2003年6月28日放送 ワインで甘口と辛口がありますが、その基準は何ですか？カレーの甘口、辛口なら分かるのですが・・・。 ワインの甘辛は、白ワインに用いられる糖分と酸味のバランスをお知らせする表示です。原料となるぶどうの種類、栽培方法、発酵などの製造方法によって、ワインに含まれる糖分と酸味の量が異なってきます。この糖分と酸味のバランスによって、甘辛度合いは決まってきます。シャンパンやドイツワインなどには一定の基準があり、甘辛が表示されたりしますが、その他は法律で基準あるわけではなく、通常のテーブルワインではそれぞれのワインメーカーの伝統や地域性などにより色々な味わいをもったものが、独自の基準で作られています。 一方カレーの甘辛は、糖分ではなく、胡椒と唐辛子、場合によってはにんにくの配合、分量によって決まります。また、塩分や他のスパイスの配合や分量によって味わいが変わってくるため最終的には、メーカーの官能による判断で決められているそうです。ワインはスウィート、ドライなどという言い方ですが、カレーはマイルド、ホット、ということでもその違いはわかりますね。 ペットボトルが上げ底になっているのは何故ですか？ ペットボトルの容器が変形するのを防ぐ役目をしています。 ペット飲料は殺菌の為、80℃以上で充填をするものがあります。その際、熱による影響と液体の重みによる影響で、底部が膨らんでしまいボトルが倒れてしまう事があります。 ペットボトルが上げ底になっているのは、その影響に耐えるためです。 また、 熱による影響で中味の液体が膨張しますがこれが常温に冷えたとき、中の圧力が下がるため、そのままにしておくと容器がボコッとへこんでしまいます。それを防ぐため、底やボディにいろいろな形の溝が付けられています。これは強度を保つための役割も果たしています。20度付近で充填する製品もありますが、そのような製品でも上げ底になっています。これは、お客様における製品保管時の変形を防ぐ為に上げ底にしています。

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