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2003年6月07日放送
質問1 ビールの大瓶の容量633mlと、なぜ中途半端な数なのでしょうか?その由来を教えて下さい。
答え
答え1 これは昭和19年に決められた数字です。その頃新しい酒税法が制定され、ビール瓶の容量を統一しようということになり、その頃使われていた瓶の容量を調べてみたところ、バラバラでした。
だいたい3.5合ちょっとだったのですが、大きい物と小さい物で10mlぐらい差があったのです。それならば一番容量の少ない瓶に合わせれば、大きめの瓶も使えるということになり、当時一番小さかった容器が633mlだったので、これを大瓶の統一サイズにしましょうということになりました。これは合で表すと3.51合になります。今の中瓶は500mlとスッキリした数字なんですが、小瓶は334mlとこちらも少し中途半端な数字。これも大瓶と同じような考えでこのサイズになりました。
答え
質問2 炭酸飲料ってどうやって造っているのですか?
答え
答え2 意外と簡単です。糖分とか香料、ビタミンCなどで液体を作っておき、それをタンクに入れ凍ってしまうギリギリまで冷やします。そこに圧力をかけて炭酸ガスを放り込むのです。炭酸ガスというのは意外と簡単に液体に溶け込むんです。地下水や温泉水などにも炭酸ガスが自然に溶け込んでいるものがあります。
コーラやサイダーなどのシュワシュワっとした味にするには、たくさんガスを入れる必要があるので、液体をうんと冷やしてやるとガスもたくさん入るようになります。これはなんと19世紀には分かっていた事実なんです。日本でも明治の初期にはラムネというものが造られ、皆さんに楽しまれていたという記録もあります。
答え
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