檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けします。忙しい朝のひとときを是非、番組と共にお過ごしください。

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採用された方には3000円分のクオカードと、あのCM曲「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

出演者

檀れい

檀れい
1992年、宝塚歌劇団に入団。
月組、星組のトップ娘役をそれぞれ務める。
2005年に退団。
2006年、山田洋次監督作品「武士の一分」でスクリーンデビュー。
映画・TV・CMなど活動の場を広げ、2015年4月からTBS火曜ドラマ「マザー・ゲーム」にも出演。

ふぐのおはなし

2015年02月09日
冬の味覚「フグ」。

その上品なお味とは正反対のぶっそうな別名を持っています。
「てっぽう」。当たったら死んでしまうという意味です。

いまは免許を持った方たちが安全に調理をしていますが、
昔は命を落としかねない危険な食材でした。
日本では豊臣秀吉が禁止令を出して、
それから明治のはじめまでフグを食べることが
禁止されていたそうです。
     
禁止されているものこっそり食べるわけですから
もちろん自己責任。
それなりの覚悟と勇気が必要でした。
松尾芭蕉は、こんな句を詠んでいます。

あら何ともなや きのうは過ぎて ふくと汁

ふくと汁というのは
フグの身をネギや豆腐と煮た味噌汁のこと。

昨夜、ふくと汁を食べてどうなることかと心配したが、
目が覚めてみたらなんともなかったという俳句で、
食べたときのドキドキと、
翌朝のほっとした気持ちを詠んでいるんですね。

今はフグを食べるのに命がけの覚悟は必要ありません。
幸せな時代になりました。


あすは「見るなのタブー」についてです。

見るなのタブーのおはなし

2015年02月10日
皆さんご存じの「ツルの恩返し」。

この昔話には「見るなのタブー」が使われています。
「見るなのタブー」というのは、
「禁じられていたことを破り、悲しい結果に終わる」
という展開のこと。

これが使われた民話がなぜか洋の東西を問わず
たくさん残っているそうです。
     
正体を見てしまうというお話が多いようですが、
開けてはいけないと言われていた箱を
開けてしまう「パンドラの箱」。
開けてはいけないと言われていた
ドアを開けてしまう「青ひげ」。
これも「見るなのタブー」が使われているお話です。


こうした物語は、何を伝えようとしているのでしょう。
好奇心に負けてしまう人間の愚かさという説もあれば、
知らないほうが幸せなこともあるという解釈も。
同じ形のお話がこれほどたくさんあるのですから、
国や時代を越えた大事な教訓が潜んでいるのでしょうね。

「見ないで」と言われたら、
あなたはその言いつけを守りますか?


あすは伊能忠敬についてです。

伊能忠敬のおはなし

2015年02月11日
およそ17年の歳月をかけて
全国を測量しながら歩いた伊能忠敬。
きょうは彼の誕生日です。

忠敬は、とても正確な日本地図をつくったことで
知られていますが
日本の大きさや形が知りたくて
地図をつくったたわけではありません。

彼の使命、それは正確な暦を作るために
地球の大きさを測ること。
いまの東京から北海道までの距離がわかれば
地球の大きさが計算できるということで
彼は、北海道へ旅立ちます。

そのあとも日本各地を測量していますが、
歩いた距離をあわせると、
なんと地球一周ぶんにもなるそうです。

地球の大きさを知るためにはじまった旅は、
結局彼を地球一周ぶん歩かせてしまったんですね。


あすは、「しらうお・しろうお」についてです。

「しらうお」「しろうお」「しらす」のおはなし

2015年02月12日
いま旬を迎えているシラウオ。
体長は十センチほどで、新鮮なものほど透き通って
美しいと言われています。
このシラウオとよく間違われるのが、シロウオ。
2匹を比べたことはありますか?

シラウオは、サケやマスの遠い親戚で頭の先がとがっています。
シロウオは、ハゼ科で、頭の先はまるみをおびています。
二匹を並べれば種類が違うことがよくわかると思います。

まぎらわしい魚がもう一匹います。「シラス」です。
シラスは、魚の名前ではなくて、白っぽい稚魚の総称。
イワシ・イカナゴ・ウナギ・アユ・ニシン、
こうした魚の赤ちゃんは、みんな白いので
「シラス」と呼ばれます。
     
小さな魚たちの違いより詳しく違いを知りたい方は、
じっくり観察をしてからお召し上がりくださいね。
 

あすは「バレンタインデー」についてです。

バレンタインデーのおはなし

2015年02月13日
バレンタインデーという行事は
いったいいつから始まったのでしょう。

起源をたどってみると
古代ローマの時代までさかのぼります。
古代ローマでは毎年2月15日に
豊穣を願うお祭りが行われていました。
このお祭りは男女が出会うお祭りの役割もあったのですが
風紀が乱れるという理由で禁止され、
「ある聖人を称える日」に変わりました。
その聖人とは2月14日に殉教した聖バレンタインです。   

バレンタインは、兵士の結婚が禁じられていた時代に、
こっそり兵士たちを結婚させてあげてた罪で処刑された人です。
  
「男女が出会うお祭り」と「聖人バレンタイン」が結びついて
いまのようなバレンタインデーになっていったと言われています。


番組ではみなさんからのお便りをお待ちしています。
ふるさとの、おいしいもの、いいところを、ぜひ教えてください。

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次回は「寒天」についてです。