檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けします。忙しい朝のひとときを是非、番組と共にお過ごしください。

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出演者

檀れい

檀れい
1992年、宝塚歌劇団に入団。
月組、星組のトップ娘役をそれぞれ務める。
2005年に退団。
2006年、山田洋次監督作品「武士の一分」でスクリーンデビュー。
映画・TV・CMなど活動の場を広げ、2015年4月からTBS火曜ドラマ「マザー・ゲーム」にも出演。

成人の日のおはなし

2015年01月12日
今日は「成人の日」。
「成人の日」とは…

おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする
青年を祝い励ます日。


1948年に法律で定められたそうです。
さて、いまは20歳になると「大人」と
呼ばれるようになりますが昔の日本では年齢はさまざまでした。

男子の場合は「元服の儀式」を終えれば、立派な大人。
この習慣がはじまったのは奈良時代で、
12歳から16歳ぐらいが一般的でした。
家や政治的な事情で5歳で元服する男の子もいたようです。

では、「元服」すると何が変わるのか?
どの時代でも大きく変わるのが、服装と髪型……
そして「名前」です。


戦国武将たちの場合を見てみましょう。
織田信長の幼名は、「吉法師」と言いましたが、
13歳で元服して「織田三郎信長」となりました。

そして徳川家康の幼いころは「竹千代」といい
14歳で元服して「松平元信」になります。
そこから「松平家康」になって、
最後にやっと「徳川家康」に落ち着きます。

元服が早かったのが、伊達政宗です。
幼いころは、「梵天丸」と呼ばれ、
11歳で元服して「伊達藤次郎政宗」になりました。

名前が変わる……これは大変なことですよね。

どんなに若いときに元服しても
「今日から大人だ!」という意識が、
はっきり芽生えたのではないでしょうか。

名前はそのままでも今日成人式を迎える皆さんが
素敵な大人になれますように!


あすは「あんこう」についてです。

あんこうのおはなし

2015年01月13日
冬の味覚のひとつ「あんこう」。

おいしい食べ方といえば、やっぱり鍋でしょうか。
あっさりいただきたいなら醤油ベース、
濃厚な味を楽しみたいなら、味噌ベースがあります。
     
味噌ベースで有名なのは茨城名物「どぶ汁」です。
ペースト状にししたあん肝、味噌、野菜、そして、
あんこうの身を入れ水を使わずに食材の水分だけで煮ます。
もともとは漁師さんが、船上でつくっていた料理だそうです。
     
そのあんこうですが、いろいろ種類があるようですね。
私たちがよく食べるのは、「キアンコウ」という種類。
色は茶色っぽくて、頭と口がとっても大きく、
上からべたっと押しつぶしたような形。
海底に腹ばいになったような姿勢で、暮らしています。

背びれの一部が細く長く伸びていて、
これを、ゆらゆら〜と揺らして魚やカニを誘います。
獲物が近づいてきたらパクっと海水ごと吸い込むのです。

オスは大きいもので、体長50センチぐらい。
メスは大きいものでは、なんと1・5mにもなるんです。

メスのほうが3倍もの大きさになる、アンコウご夫妻。
しかし! アンコウの仲間にはもっとすごいご夫婦がいるんです。
「ミツクリ・エナガ・チョウチンアンコウ」。
 
オスの身体の大きさが、メスの10分の1ぐらいしかありません。
ある時期からメスの身体にかみついて、
くっつきながら生活をするようになり、
ついには、メスの皮膚の一部になってしまうそうです。
すごいですよね。
これもひとつの愛の形なのでしょうか…。
     
あんこうの旬は、2月いっぱいぐらいまで続きます。


あすは「ツイードについてです。

ツイードのおはなし

2015年01月14日
街へ出るとツイードのジャケットやコート、
それからバッグやインテリア雑貨といったものを
たくさん見かけます。
太めの糸で織りあげたざっくりとした風合いの生地。
ツイードという生地はスコットランドで生まれました。

ツイードは、もともとスコットランドの
農家や漁師さんたちが副業で作っていたものだそうです。

スコットランド産の羊毛を、手で太めに紡ぎ、
織る前に糸をさまざまな色に染めます。
これを細かい模様を入れながら手織りで織り上げたものが、
本来のツイードでした。
ツイードは丈夫であたたかいので、
外で働く人たちの作業着に使われていたそうです。
     

いまは手織りではないものもたくさんありますが、
昔と変わらない素材や作り方を厳しく守っているところもあります。

この秋冬、街で見かけた方も多いと思います。
「ハリスツイード」。
ハリスとは、スコットランド北部にある島の名前。
この島の周辺にある島々で、ここで丁寧に糸を紡ぎ
手織りされたツイードが「ハリスツイード」と呼ばれています。

19世紀なかごろ、島のツイードに魅せられた伯爵夫人が
上流階級に広め、これが紳士たちの普段着として
大流行したといいます。


本当にいいツイードは着るほどに身体に馴染んで
自分だけの形になっていくそうです。
長くじっくりつきあっていく……
そんな服を一着持っているというのも、素敵ですよね。

あすは「小正月」についてです。

小正月のおはなし

2015年01月15日
旧暦の1月15日は「小正月」。
新暦では2月になりますが、
今日小正月の行事を行うところも多いみたいですね。

この日にあずきのおかゆを食べると
今年1年ぶんの邪気を払い健康に過ごせると言われています。
赤は古代から悪いものを寄せ付けない色とされてきたので、
小豆の赤い色にも厄払いの効果があると信じられてきたんですね。

この小正月、各地でいろんな行事が行われてきましたが
今でも行っているところが多いのが「どんど焼き」です。

田んぼや空き地に長い竹や木でつくったやぐらをたて、
松飾りやしめ縄といったお正月の飾りを燃やします。
豪快に炎をあげて燃やし火が収まってきたころに、
柳の枝に刺したおもちをあぶって焼いていただきます。
これも、食べれば、一年間健康でいられるといいます。


また小正月には農業に関係した行事が多いようです。
新潟などで行われている「鳥追い」は、
農作物を食べてしまう迷惑な鳥を追い払うというもの。
子どもたちが、拍子木を打ちながら
「鳥追いの歌」を歌って集落をまわります。

そして、作物を狙う動物は、鳥だけではありません、
土の中からもやってきます。そう、もぐらです。
佐賀県はじめ九州では「もぐら打ち」という行事が行われ、
こちらでも子どもたちが主役です。
藁を束ねた竹の棒で、庭先や畑の地面を叩いて、
作物を荒らすもぐらを追い払います。
家々をまわってもぐら打ちをすると
お菓子やお小遣いがもらえるそうです。

この「もぐら打ち」も、「鳥追い」も
十四日の夜に行うところが多いようですね。



あすは「新潟朝ごはんプロジェクト」です。

新潟朝ごはんプロジェクトのおはなし

2015年01月16日
皆さんは、旅行をするときどんなふうに宿を選んでいますか?
お部屋がきれい、眺めがいい、お風呂がいい、などなど
人それぞれに条件があると思いますが
こんな選び方はいかがでしょう。

「朝ごはんがおいしいかどうか?」

新潟では、県内13の地域で、
「にいがた朝ごはんプロジェクト」というものが行われています。
このプロジェクトは2011年に
旅館やホテルの若旦那たちがスタート。
     
コンセプトは…

新潟自慢の美味しいコシヒカリをその土地の水で炊き
その土地で採れた食材で作ったおかずとともに食す!

それぞれの宿が、それぞれに趣向をこらした
朝ごはん作っています。


新潟に来るお客さんたちは、
観光だけで帰る、温泉だけで帰るという方も多く
宿に泊まらないで帰る方も多かったそうです。
でも今はおいしい朝ごはんを目当てに宿泊をする方も
増えたそうです。

プロジェクトの宿で食べられるのは、
地元の人たちが昔からずっと食べてきたおつけもの、
名産品を素材にして新しく開発した加工品、
その季節にしか食べられない野菜。

プロジェクトのホームページは
季節ごとに更新されているので、
いまどの旅館でどんなものが食べられるのかも、
よくわかるようになっています。

「にいがた朝ごはん」プロジェクトは、
現在新潟県内22の地域、
132軒の旅館やホテルが参加しているそうです。
新潟へ旅行をされる方は、
「この宿では、どんな朝ごはんが食べられるのかな?」
というところにも注目してみてくださいね。


次回は「空気清浄機」についてです。