檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けします。忙しい朝のひとときを是非、番組と共にお過ごしください。

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出演者

檀れい

檀れい
1992年、宝塚歌劇団に入団。
月組、星組のトップ娘役をそれぞれ務める。
2005年に退団。
2006年、山田洋次監督作品「武士の一分」でスクリーンデビュー。
映画・TV・CMなど活動の場を広げ、2015年4月からTBS火曜ドラマ「マザー・ゲーム」にも出演。

イチゴ世代のおはなし

2015年01月05日
1月5日は、イチゴ世代の日。
イチゴ世代とは一体何のことでしょうか。
これは、15才のことをいうんだそうです。

15才と言いますと、高校受験に直面する時期。
そして中学生から高校生に変わります。
みなさんもご経験がおありでしょうが、
中学から高校に変わると人間関係も複雑になってきます。
ちょっと恋心をいだく相手も増えてくるでしょうし、
クラブ活動も中学時代よりは活発になってくる。
その他にもいろいろな変化が訪れる時期でもあります。

中学生から高校生になると、もらえるお小遣いがグッと増える。
自分で好きに使えるお金が増える。
お金が増えると、趣味も増えるでしょうし
外食の機会も増えるでしょう。
自分で携帯電話の料金を払っている人は
長電話もしちゃう事でしょう。

このいちご世代、最初にいちご世代と呼ばれた人は、
どんな人だったんでしょう。
これが、団塊ジュニアの世代と言われています。
第一次ベビーブーム生まれの団塊世代の、子供たち。
そもそも団塊世代は人数が多いですから
この人たちの子供たちの世代も当然ながら
人数が多かったんです。
     
この世代が15才を迎える頃は、
各自が子供部屋をもつのが当たり前になり、
自分の部屋にテレビを置く子供たちも増え、
ちょうどその頃、テレビゲームもはやり始めました。
そんな世代。

とにかく人数が多かったですから、受験も大変。
その後の就職も大変。
そこで、そんな世代を応援しようということで作られたのが
この「イチゴ世代の日」でした。


あすは「色」についてです。

色のおはなし

2015年01月06日
1月6日は、イ・ロで「色の日」です。

三原色という言葉がありますよね。
三つの色を混ぜ合わせる事で、
すべての色が表現できるというものです。
この三原色には、二種類あることを
ご存じの方も多いでしょう。
光の三原色と、色の三原色と呼ばれるものです。

光の三原色は「青・赤・緑」
色の三原色は、「青・赤・黄色」
どうして「緑」じゃなくて「黄色」なんでしょう。
これは三つの色を全部混ぜ合わせるとわかるんだそうです。

ちょっと難しい話になってしまいますが、
光の三原色を全部混ぜ合わせると…真っ白になる。
色の三原色を混ぜ合わせると…真っ黒になってしまう。
これはどうしてかというと、
簡単に言うと「光は三色を足していく」
「色は三色を引いていく」

つまり足し算と引き算の違いで、
「緑」か「黄色」かになるんだとか。


色のついた言い回しも多いですよね。
たとえば、「赤の他人」「真っ赤なウソ」。
もともと赤というのは一番激しい色で
きっぱりとしているイメージから
「全くの」という意味があるからだそうです。

青だと、「青二才」「青臭い」などがありますね。
青には「はっきりとしない」「弱々しい」などの
意味があるからだとか。

最後は緑。「新緑」とか「緑の黒髪」なんて言い回しが
ありますけれどもこれはもともと緑という色に
「若々しさ」「新鮮さ」をイメージしてきたからだとか。
ところがこれがイタリアになりますと
「緑になる」というのを
「お金がない」という意味で使うんだそうです。

これは昔のイタリアのローソクは
根元が緑色に塗られていたので、
そこまでローソクが減ってしまった
残り少ないという所から
「お金がない」の意味になりました。


色って色々と、面白いですよね。


あすは「春の七草」についてです。

春の七草のおはなし

2015年01月07日
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ
スズナ・スズシロ これぞ七草

今日は「七草がゆ」を食べる日。
お正月にちょっとくたびれたお腹を
いたわって食べるのが七草がゆです。
「冬は新鮮な野菜が不足するので、七つのお野菜を入れた
おかゆで栄養補給をする」という意味もあります。
     
さて、その七草。
あまり知らない名前のお野菜も入ってますよねえ。
     
「セリ」…ご存知、水辺にはえる香りの良いお野菜ですね。
「ナズナ」…ぺんぺん草のこと。痩せた土地でも元気に育つ
「ゴギョウ」…母子草のこと。草餅の材料に使われていました。
「ハコベラ」…春、道ばたでよく見かけますよね。
「ホトケノザ」…。これは正しくは田平子という名の野草。
「スズナ」は、蕪のことで、「スズシロ」は大根のことです。

こうして見ていくと、普段お店ではなかなか見ない
野草も多いですよね。
七草には苦いお野菜もありますので
その代わりに甘い白菜や
ゴボウ、ニンジンなどを代用する方もいらっしゃいます。

前の日にご飯を炊き、
その中にお米の五倍くらいの水をいれて、一晩置く。
翌日の朝、刻んだ七草をいれ
塩味をくわえて一煮立ちさせればできあがり。
熱々のところを召し上がりください。


あすは三蔵法師のおはなしです。

三蔵法師のおはなし

2015年01月08日
今から1400年近く前、
インドから16年の長旅を終えて、
ふるさとに帰ってきた人がいました。
きょうは三蔵法師が当時の天竺から、
ありがたいお経を持ち帰った日なんだそうです。

西暦645年と言いますから、いまから1370年前。
日本は飛鳥時代です。

三蔵法師は日本が飛鳥時代の頃に実在した
お坊さんだったんですねえ。
「西遊記」という物語自体はフィクションなんですが、
三蔵法師は実在の人物。
天竺にお経を取りに行ったというのも、本当の話なんです。

「三蔵法師」というのは、特定の個人の名前ではなく、
天竺のお経を漢文に翻訳した僧侶のこと。
当時は大勢の三蔵法師がいたそうです。

この西遊記に登場する三蔵法師は
正式には「三蔵法師・玄奘」と呼ばれ
一番有名な三蔵法師でした。

この三蔵法師・玄奘は、
「これから仏教を発展させるためにはやはり
本場のインドからお経をもらってくる事が大切だ」と考え、
当時の政府「唐」に願い出ます。

しかし当時の唐は国を超えて旅行するのを禁止していました。
玄奘の旅は、隠密の旅になってしまい、
大変な苦労があったようです。
今の中国からインドへの旅に16年も掛かってしまった
というところに、その苦労がうかがえますね。

玄奘の持ち帰ったお経は、その後の中国の仏教の発展に
大きく役立ったそうです。


あすは「とんち」についてです。

とんちのおはなし

2015年01月09日
1月9日は、イチとキュウで一休。
一休さんだから「とんちの日」です。

一休さんの有名なとんち話といえば…

「屏風に書かれた虎を縄でしばりつけろ!」と、
ある人に無理難題を押しつけられ、
縄を構えた一休さんが
「準備は出来ましたから、虎を屏風から追い出してください」
と、やり込めたお話し。

また、「この橋を渡らずに向こう岸まで行って見よ」
という無理難題に対し
橋の端っこを渡らずに真ん中を渡って
やり込めるお話がよく知られていますね。

こんなお話はご存知ですか?

お寺の住職が水飴をもらってきて
一人で食べたいものだから
「これは大人には薬だが、子供には毒だ。舐めたら死ぬぞ」と
ウソをおっしゃった。

ウソを見抜いた一休さんは
住職が大切にしている壺を叩き割り、
「さあこれで大丈夫。」と仲間と水飴を全部なめてしまった。
驚いたのは住職です。

「舐めると死ぬと言っただろう!」
これに一休さん
「ええ。でもご住職の大切にしておられる壺を割って
しまったので、死んでお詫びをしようと水飴をなめましたが
全然死ねません」と、答えた。


昨日の三蔵法師同様、
一休さんも実在した人だったそうです。
とても変わった人だったようですが
それはまた次の機会に。


次回は「オトナのお話」です。