檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けします。忙しい朝のひとときを是非、番組と共にお過ごしください。

TBS RADIO 954 kHz TOPページへ

檀れい 今日の1ページ


※こちらは「過去ページ」です。
新しい番組ページは「こちら」です。
檀れい 今日の1ページ
トップページ
放送後記
番組へのメッセージを
お寄せください。


番組への感想、皆さんがであった素敵なもの、季節の話題などお寄せください。

お便りは
〒107-8066
「檀れい 今日の1ページ」まで
メールは 1page@tbs.co.jp

採用された方には3000円分のクオカードと、あのCM曲「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

出演者

檀れい

檀れい
1992年、宝塚歌劇団に入団。
月組、星組のトップ娘役をそれぞれ務める。
2005年に退団。
2006年、山田洋次監督作品「武士の一分」でスクリーンデビュー。
映画・TV・CMなど活動の場を広げ、2015年4月からTBS火曜ドラマ「マザー・ゲーム」にも出演。

ひつじのおはなし

2014年12月29日
年賀状にイラストを描いた方も
いらっしゃるのではないでしょうか、
ふわふわ、もこもこの、ひつじさん!

イラストやぬいぐるみではお馴染みの
このひつじさんですが、
どんな動物なのか案外知られていないのでしょうか。

まず、ひつじは何科の動物かご存知でしょうか。
あまり姿は似ていませんが「ウシ科」の動物です。
ウシ科の仲間には、ヤギもいます。
ひつじとヤギならとってもよく似てますよね。
でも性格はかなり違うようです。
ヤギは、活発で高いところにのぼるのが好き。
一方ひつじは、のんびりしていて平地が好き。
そしてとても従順です。


ひつじは、群れでいることが多いですよね。
でもあの集団にリーダーはいないんです。
一頭が歩きだせばそのお尻を追ってほかのひつじも歩きだします。

先頭を行くのは、ひつじでなくても構いません。
たとえば、たくさんの羊の中に、ヤギを一頭入れる。
すると、活発なヤギがいつの間に先頭に立って、
ひつじたちはヤギに従って行動をするようになるそうです。

ひつじの群れには、ちょっとしたヒミツがあります。
群れをつないでいるのは、「匂い」だそうです。
ひつじは、目の下やヒヅメの間から特殊な物質を分泌していて、
この物質の匂いで仲間が近くにいることを感じとりながら、
群れから離れないようにしているんですね。

でも一度離れてしまったら、もう大変!
迷子のひつじはパニックに陥ってなってしまいます。
そのため「一頭の羊を捕まえるより、
百頭の羊をつかまえる方がたやすい」
なんて言われているそうです。


各地にある観光牧場の中には
「シープドックショー」というものを
開催しているところがあります。
賢い牧羊犬が、たくさんの羊を自由自在に動かすショーです。
これを見ると群れの動きがよくわかるそうですよ。


あすは「おせち」についてです。

おせちのおはなし

2014年12月30日
皆さんのお宅ではどうしていますか、おせち料理。
最近では、豪華なもの、お手軽なもの
いろいろ買うことができますね。

「黒豆」には時々赤いものが入っていますよね。
くるくるっと捻じれたような形をしていて
巻貝にも、イモムシにも見えるアレです。
皆さんは、あの赤いものの名前をご存じでしょうか。
あれは「チョロギ」と言います。

「チョロギ」はシソ科の植物。
青々とした茎の先にきれいな紫色の花をつけます。
おせちに入っているのは、その根っこの部分なんですね。

日本では、東北を中心に栽培されています。
おせちに入れる以外には漬物などにして食べるようです。
そして、これを食べるのは、日本だけではありません。
フランス料理でもチョロギを使うそうです。
サラダや付け合せにするようですよ。
     
チョロギを漢字にすると「長老の木」と書きます。
「長生きできる」ということで縁起のいい食材とされています。
だからおせちにも入っているんですね。
    
おせちには、チョロギだけではなく、
金運を願う「栗きんとん」、豊穣を願う「ごぼう」、
家庭円満を願う「くるみ」、など
意味をもった食材がたくさん使われています。


最近では、受験生のための
「合格祈願おせち」というものもあって、
答案用紙にたくさん「○(まる)」がつきますように…
ということで丸い食材をたくさん使っています。
「勝負に勝つ」ということで
トンカツを入れたものもあるようです。
お重の中が、ますます華やかになりそうです。



あすは「大晦日に何たべる?」です。

「大晦日に何食べる?」というおはなし

2014年12月31日
12月31日の大晦日。
皆さんは、どんなふうに年を越されるんでしょうね。

夕飯の時間に年越しそばを食べる方
年を越す少し前に食べる方、
蕎麦ではなく、うどんやラーメンを食べる方もいるそうですね。
高山ラーメンで有名な飛騨高山では、
年が明けると街のラーメン屋さんへ繰り出す方が多いそうです。


年越しに食べるのは、お蕎麦やうどんだけではありません。
日本には古くから、「年取り魚」という習慣があります。

大晦日の夕食に食べるご馳走のお膳。
このお膳の主役になる魚です。
地域によって、魚の種類は違っているようで、
とてもざっくり分けますと…
東日本では、鮭、
西日本では、鰤を食べる地域が多いと言われています。

しかし岩手や宮城には
ナメタガレイを食べるところがありますし、
秋田県ではハタハタ、青森では鱈など、
細かく見ていくといろいろな年取魚があります。

この年取魚、ただお膳に乗るというだけではなくて、
地域によって食べ方にも独特な習慣があります。

新潟県の村上市は鮭を塩漬けにした
「塩引き鮭」を大晦日に食べます。
大晦日にはこの「塩引き鮭」の
「いちびれ」と呼ばれるところを神棚に供え
神棚から下げたものを、家の主のお膳に乗せます。

「いちびれ」は、いわゆる「かま」の部分。
鮭が生まれてから一生を終えるまで
ひとときも休むことがないので、
生命力の強い部分として大切にされたようです。
   

皆さんは今夜、何を召し上がりますか?
何を食べるにせよ楽しく美味しく一年を締めくくれるような、
いい食卓になるといいですよね。
     

元日は「門松を飾らない街」についてです。

門松を飾らない街のおはなし

2015年01月01日
2015年1月1日。
お目覚めはいかがでしたでしょうか。
これから初詣にお出かけという方も多いでしょうね。
今日外に出かけたら見かけると思います。「門松」。

門松は、歳神さまの依代。
神様が、天から降りてくるときの目印にもなっているといいます。
しかしご存じでしょうか。
この門松を飾らない街があるんです。


東京都の府中市では門松を飾らない家が多いそうです。
なぜなら、府中にはこんな言い伝えが残っているからなんです。


大国主命さまが、八幡さまといっしょに、
武蔵野を訪れたときのことです。
夜になり、すっかり暗くなると、八幡さまが言いました。
「よし、俺が宿を探してくる。きみは、ここで待ってろ」
言われた通りに待つ、大国主命さま。
しかし、待っても、待っても、待っても、待っても・・・・
いくら待っても、帰ってきません。
待ちくたびれた大国主命さまは、言いました。
「待つのはいやじゃ! マツなんて嫌いじゃ!」


府中には大国主命をまつる大國魂神社があります。
待つのがお嫌いなら、植物の「松」もお嫌いに違いない、
ということで、この神社に松は一本もありません。
たとえ、松を植えたとしても
すぐに枯れてしまうとも言われています。
     
そして府中の人たちは神様が嫌いな「松」がついている
門松を飾るのをひかえてきたんですね。
飾るのは竹だけのすっきりした飾りか、
マツの代わりにスギを使ったものにしているそうです。

悲しい思いをした大国主命さまですが、
府中では、安心してお正月を過ごしていることでしょうね。


あすは「福袋」についてです。

福袋のおはなし

2015年01月02日
1月2日といえば、デパートの初売り。
福袋も発売されます。
毎年ユニークな福袋が発売されますが、
最近はお馴染みになっているのが、体験型。
たとえば今年の干支にちなんだこんな福袋があります。

東武百貨店の「羊飼い体験ができる福袋」。
東武動物公園で羊のお世話を体験します。
羊の毛刈り。羊が暮らしている羊宿舎のお掃除。
それから、お客さんがいる場所へと「出勤」していくときの
お手伝いもします。
また、動物園で人気の「パレード」にも
羊さんといっしょに参加できるそうです。
4点限定、お値段は2015円。
お子さんたちが喜びそうな福袋ですよね。

そして、日本文化を愛する大人の皆さんには
こんな福袋もあります。
松屋銀座が発売する
「世界でひとつ自分だけの宝ものを創る福袋」。

190年の歴史がある、扇専門店「宮脇賣扇庵」で
自分だけの扇子をつくります。
デザインを自分でして、そのデザインをもとに、
世界でひとつの扇子をつくってもらえるそうです。
この福袋は限定10点。
お食事や老舗めぐりのツアーがついて、
お値段は2万円だそうです。

デパートの方にうかがったところ
どんな福袋にするかは半年前ぐらいから考えはじめるそうです。

時代を取り入れるために、福袋の企画チームに、
必ず若手社員を入れるデパートもあるそうです。
そうやって練りに練って出来た福袋が
今日発売されるわけですね。

ぜひ皆さんも素敵な「ひとふくろ」を手にしてくださいね。



次回は「イチゴ世代」についてです。