檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けします。忙しい朝のひとときを是非、番組と共にお過ごしください。

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採用された方には3000円分のクオカードと、あのCM曲「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

出演者

檀れい

檀れい
1992年、宝塚歌劇団に入団。
月組、星組のトップ娘役をそれぞれ務める。
2005年に退団。
2006年、山田洋次監督作品「武士の一分」でスクリーンデビュー。
映画・TV・CMなど活動の場を広げ、2015年4月からTBS火曜ドラマ「マザー・ゲーム」にも出演。

羽子板のおはなし

2014年12月15日
17日から19日の3日間は、
東京・浅草・浅草寺の「羽子板市」。
「厄を撥ねかえす」と言われる縁起のいい羽子板を買いに
毎年たくさんの人が訪れます。


羽子板市はもともと
正月用品のお店が立ち並ぶ「歳の市」でした。
浅草寺の「歳の市」は
江戸の人たちにとっては大きなイベント。

お武家さまや大店の旦那さまが
おともをたくさん引き連れて
縁起物を買い込んだといいます。

明治に入って正月用品がお店で買えるようになると
歳の市は廃れてしまいましたが
縁起物のひとつだった羽子板だけがそのまま残り、
現在に至っているというわけです。


さてこの羽子板、原型と言われるものは
奈良時代からあったようです。

木の杖のようなもので毬を打ち合う遊びがありました。
時代がずっと下って室町時代になると
いまの羽子板に近いものができて、
お正月の遊びや飾りに使われるようになりました。
いまのような「羽根」が出来たのもこの時代です。

あの「羽根つきの羽根」には
黒くてまるい実がついていますよね。
あれは、「無患子(ムクロジ)」という植物の種。
漢字で書くと「子が患わない」と書くので、
子どもを守る魔除けになると信じられていました。

皆さんも一年の健康を願ってお正月にやってみませんか。
大人になってやる羽根つきも楽しそうですよね。


明日は「アニー・ローリーって誰?」です。

アニー・ローリーのおはなし

2014年12月16日
1682年12月16日。
スコットランドの貴族の娘として生まれたアニー・ローリー。

美しいアニーは、「スコットランド一の美女」と言われ、
たくさんの男性からプロポーズされたといいます。
そんなアニーを歌った曲をご存じですか。
タイトルもずばり「アニー・ローリー」。


彼女を愛した青年、ウイリアム・ダグラスが詩を書いて、
後にスコットランドの音楽家が曲をつけたものだそうです。

ダグラスとアニーは愛しあい二人は将来を誓いあっていました。
しかし、アニーのお父さんは大反対。
二人は引き裂かれてしまいます。

愛する人と別れたダグラスは、
断ち切れない想いから
この「アニー・ローリー」の詩を書きました。

愛しいアニー・ローリーわが命よ
とこしえまで、この心は変わらない

詩の中で永遠の愛を誓います。なんて深い愛!

…と思ったら、ダグラスさんったら、
その後、別の女性と駆け落ちをするほどの
大恋愛をしていました。
でもまあ、ひとときでもアニーを深く愛していたのは事実、
この曲を聴く時にはその時の彼を思い浮かべて
聴くことにしましょう。


さてこの「アニー・ローリー」の曲、
明治時代の日本ではまったく別のタイトルで歌われていました。
タイトルは「才女」。
歌詞もまったく違っていて、
一番は、紫式部のこと
二番は、清少納言のことを歌っています。
平安の才女を歌っているからタイトルが「才女」なんですね。


しかし……スコットランドの美女が
平安の女流作家になっちゃいましたか。
時空を越えたこの以外な展開、
ダグラスさんが知ったらさぞ驚くことでしょうね。


あすは「高知のしょうが」についてです。

高知のショウガのおはなし

2014年12月17日
皆さんはお好きでしょうか、「ショウガ」。

おいしいし身体もあたたまります。
この「ショウガ」の名産地といえば高知県。
国内産のおよそ4割のシェアをほこる
全国ナンバーワンの産地です。

高知産で有名なのは「土佐一」と呼ばれるショウガ。
国内産はほとんどが土佐一というぐらい、
とてもポピュラーなショウガです。

そして、ちょっと珍しいのは、
「黄金虚空蔵?」というすごい名前の品種。

中は鮮やかな黄色で、
とても香りがいいというこのショウガは
平成三年に突然変異で誕生したのだそうです。

黄金のショウガがとれたのは、虚空蔵山という山の麓。
そこで「山にいらっしゃる虚空菩薩さまの贈り物にちがいない」
と考えこのすごい名前をつけたのだそうです。
      

高知の露地モノのショウガは、
10月後半から11月にかけてが収穫期。
これを、貯蔵しておいて、一年じゅう出荷します。
昔は山に横穴をほって、そこに貯蔵していたそうです。
すっかり少なくなってしまいましたが、
いまもこうやって保存をしている農家さんもあるということです。

一年じゅう食べられるショウガ。
高知の方たちはどんなふうに味わっているかといいますと……
飲みます!
コップに入れて、おいしく飲みます。

高知市内で毎週日曜日に開かれる「日曜市」。
ここの名物、「冷やしあめ」あるいは「あめゆ」は、
ショウガのシロップを水やお湯で割ったもの、
高知の方たちは、古くからこれを飲んできたそうです。

もちろん、いろいろな料理にも使われます。
ショウガをスライスして、砂糖と醤油で煮る…
ただそれだけでできる「ショウガの佃煮」も
簡単でおいしい食べ方です。
忙しい朝、ほかほかごはんに、ショウガの佃煮。

これだけでも元気が出そうですよね。ぜひお試しください。
      


あすは「人生ゲーム最新版」についてです。

人生ゲームのおはなし

2014年12月18日
車の形のコマを使ってボードの上のマスを進んでいく
人生ゲーム。
ずっと変わらない基本のタイプに加え
毎年時代を反映したバージョンが発売されています。
今年は三つの人生ゲームが発売されています。

まず今年四月に発売されたのは
「人生ゲーム〜ダイナミックドリーム」。

こちらはゴージャスでダイナミックな人生が
楽しめるようになっています。
華麗なる仕事につきケタはずれの大金を動かし、
夢の億万長者を目指して進みます。
このバージョンは全員が良い方向に進めるという、
とてもハッピーなシステムになっています。

一方、9月に発売された「人生ゲーム〜獄辛」は…。

かなり辛口の人生が体験できるゲームです。
最近は生涯未婚率も高くなっているということで、
ゲーム内の結婚率も過去の人生ゲームの中で最低に設定。
そしてブラック企業、増税、ネット炎上といった、
この時代ならではの辛口の出来事がプレイヤーに襲いかかります。

しかし、ちゃんと救いもあるんです。
「甘神さま」という神さまを車に乗せることができれば、
トラブルから抜け出すこともできます。


最後は「人生ゲーム オブ・ザ・イヤー?」。
これは、新語・流行語大賞を選出する
自由国民社とのコラボレーション。
今年流行した言葉がたくさん登場します。
「待機児童減少」というマスに止まれば、共働きができる…
そんなシステムまであるそうです。リアルですねえ。

さあ、3つの人生ゲーム、
皆さんならどれを選びますか?
それぞれユニークですがどれも盛り上がりそうですね。

年末年始、ご家族や友達と集まる機会にぜひどうぞ。



あすは「レトロの街・青梅」についてです。

レトロの街・青梅のおはなし

2014年12月19日
今日は、東京都青梅市に散策に行ってきたという
お葉書から、青梅の街をご紹介しました。

東京都青梅市。
ここは「昭和の街」をテーマに
街づくりをしているそうです。

青梅街道沿いの建物には映画の看板が
数多く掲げられているのですが、
どの看板も「往年の名作」と言われるものばかり。

洋画では「ローマの休日」や「俺たちに明日はない」
邦画では「少年探偵団」「悲しき口笛」といったものがあります。

この街には、かつて三軒の映画館があったそうです。
いまはすべてなくなってしまいましたが
当時の雰囲気を再現するために
こうした看板が掲げられているそうです。


そして懐かしいブロマイドと出会えるのは「昭和幻燈館」。
ここには手書きの映画看板や昭和の生活を再現した
ジオラマもあります。
「ALWAYS三丁目の夕日」みたいな彩りで、
なんだかあったかい気持ちになるジオラマです。

皆さんも、「ここはいいよ!」という情報がありましたら、
ぜひお寄せくださいね。
お待ちしてます。


次回は「ショートケーキの日」についてです。