檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けします。忙しい朝のひとときを是非、番組と共にお過ごしください。

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採用された方には3000円分のクオカードと、あのCM曲「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

出演者

檀れい

檀れい
1992年、宝塚歌劇団に入団。
月組、星組のトップ娘役をそれぞれ務める。
2005年に退団。
2006年、山田洋次監督作品「武士の一分」でスクリーンデビュー。
映画・TV・CMなど活動の場を広げ、2015年4月からTBS火曜ドラマ「マザー・ゲーム」にも出演。

百にまつわるおはなし

2014年11月17日
番組はめでたく百回を迎えることができました!
ありがとうございます。

ところでなぜ百回がおめでたいのでしょう?
「百」という数字についてちょっと考えてみました。

「百」にはこの数字ならではの特別な意味があるようです。
100点をとった!といえば、満点をとったということ。
100%の自信があるといえば、不安は全くないということ。
つまり何かが最大限に達したときに百という数字が使われます。

「とてもたくさん」という意味でも使われますね。
「百面相」「百貨店」「百科事典」「百獣の王」…
「百花繚乱」なんていう言葉もありますね。
百という数字が持つこうした意味が、
「ここまで来たぞ!」という達成感に
つながっているのかもしれません。
     
さて、「百」といえば、
100年という大きな節目を迎える場所があります。

今年12月は東京駅開業百周年を迎えます。
大正三年に完成したのは、
赤レンガと白い花崗岩を使った堂々たる駅舎。
開業当初駅の周辺は野原だったそうです。

そしてこちらの百周年も忘れるわけにはいきません。
宝塚歌劇団も百周年です。
初公演が行われたのは「パラダイス劇場」。
閉鎖した室内プールの中に舞台をつくって
公演を行ったそうです。

そういえば「百里の道も一歩から」なんて言いますよね。
東京駅も宝塚もたくさんの一歩を積み重ねたうえでの「百年」。
本当に価値のある「百周年」ですね。
     
あすは「頭髪の日」についてです。

頭髪の日のおはなし

2014年11月18日
毎月18日は「頭髪の日」。

日頃お世話になっている髪の毛に感謝したいものです。
髪の毛は私たちの健康を守ってくれています。
私たちは呼吸や食べものからごく微量ですが
有毒物質を取り込んでいるそうです。
髪の毛はそれを毛根から吸い上げ一定期間で抜けていくことで
体の外に捨ててくれているんです。
つまり「抜ける」ということも
髪の毛の大事な仕事のひとつなんです。

時が来たらサヨナラしていく髪。
その寿命はどのぐらいかご存じでしょうか。
男性はだいたい3年から5年、女性は4年から6年だそうです。

でもこれは、髪が健康な場合。
ストレスやバランスの悪い食事など
何かの原因で髪が健康を損ねると、
寿命をまっとうしないうちに抜けていってしまいます。
そして薄毛につながっていくこともあるんですね。

心配な方は抜けた髪を拾って毛根を見てみましょう。
自然に抜けた場合は、根元がふっくらと膨らんでいますが、
元気を失って抜けてしまった場合には根元がしぼんでいます。

それから地肌の健康もチェックしてみましょうか。
まず五本の指を頭皮にあててください。
そして、そのまま上に押し上げる。
いかがですか、頭皮は動きましたか?
2センチ以上押し上げることができれば頭皮は健康だそうです。
頭皮の固いと成長に必要な栄養が髪に届かなくなるので、
ぜんぜん動かなかった…という方は
髪の健康に気をつけてくださいね。



あすは「みかん」についてです。

みかんのおはなし    

2014年11月19日
みかんを食べるとき、まず、皮を剥きますよね。
すると、実の表面を覆っている「白い筋」が目に入ります。
この白い筋、皆さんは食べますか?
それとも捨ててしまいますか?


あの白い筋、そんなに美味しいモノではありませんよね。
それでも全部捨ててしまうはもったいないようです。
あの筋には、ポリフェノールの一種が含まれていて、
毛細血管を丈夫にする、血圧の上昇を抑える、
といった働きがあるそうです。
また老化の原因になるという活性酸素を
除去する働きもあるそうですよ。
     
ほとんどの人があれを「白い筋」と呼んでいますが
実はちゃんとした名前がありまして、
正式な名前は……「アルベド」。
この冬はぜひご家庭で使ってみてくださいね。
「お父さん、アルベド捨てちゃうのお?栄養があるのに〜」
なんてね。


捨てないで!という部分をもうひとつ。
みかんの皮です。

みかんの皮には油を分解する作用や
水垢を落す作用があります。
皮の内側、白いほうで台所のシンクや水道の蛇口といった
金属の部分を磨くと、ぴかぴかになるそうです。

また、電子レンジに食べ物の匂いが残ってしまった時にも
みかんの皮の出番です。
一個ぶんの皮を一分ほど加熱すると
イヤな臭いをとってくれますよ。

風邪の予防にもビタミンCはマメにとっておきたいものですね。


あすは「乾物の日」についてです。

乾物の日のお話

2014年11月20日
今日11月20日は「いい乾物の日」。
日本かんぶつ協会が「乾物を味わい、楽しみ、学ぶ日にしよう」
ということで制定したそうです。

乾物とはなんぞや?というところから、あらためて。
海産物や農産物を干したり乾かしたりしたもの
これを「乾物」と呼びます。

ダシに使われる、昆布、干し椎茸、煮干し。
お惣菜に使われる、かんぴょうや、干しえびや、お麩。
料理のアクセントになる、ゴマや唐辛子も乾物です。
また、干し柿や干しアンズといったドライフルーツもそうです。

食材を、おひさまの下で干すだけ。
たったそれだけですが、食材は優秀な保存食に生まれ変わります。
ただ干すだけなのに、こんな変化も起こります。
渋い柿を干すと、甘い干し柿に変身。
大根を切干し大根にすると、
甘さとともに、鉄分やカルシウムなど栄養分がアップ。
まさに、太陽が起こす奇跡ですね。

乾物を活用したいなら、各地の郷土料理の中に
いいヒントがありそうです。
かんぴょうの名産地・栃木県には、こんな料理があります。
かんぴょうの卵とじ。
二センチほどに切ったかんぴょうと溶き卵でつくる、
あったかいお吸い物でかんぴょうの食感が
いいアクセントになっています。

かんぴょうは汁モノにも適しているようで、
お味噌汁の具にしている方も多いようですね。
相性がいいと言われているのは、じゃがいもやネギ、白菜など。
お味噌汁の具ってワンパターンになりがちなんですよね。
かんぴょうを一袋買っておくと、
レパートリーが増えるかもしれません。


あすは「歌舞伎座」についてです。

歌舞伎座のおはなし

2014年11月21日
数々の名舞台で伝統を積み上げてきた「歌舞伎座」。
この歌舞伎座が開場されたのが明治22年。
125年前の今日1月21日でした。

レンガ造りの三階建て。
天井にはまばゆいばかりのシャンデリア。
しかし客席は昔ながらの芝居小屋と同じで
履物を預けて入る升席でした。
歌舞伎といえば純和風というイメージがありますが、
この劇場は和と洋が混在していたようですね。

歌舞伎座開設に大きく関わったのは
作家であり、脚本家でもあった福地源一郎という人。
海外の演劇を見て刺激を受けた彼は、
劇場にも西洋の要素を取り入れたようです。

こうしてできた最初の歌舞伎座ですが
明治44年に改造。
今度は純日本式の建物に生まれ変わりました。
このあと建て替えられていった、第三期と第四期も日本式。
そして、昨年完成した第五期の歌舞伎座も日本式ですが、
見上げてみれば、やはりとても近代的。
併設された29階建てのビルがそびえたっています。

伝統と時代性をしなやかに取り入れていく歌舞伎座。
これからまたどんな新しい文化が発信されていくのでしょう。
楽しみですね。



次回は「こたつ開き」についてです。