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「招き猫」のおはなし2014年09月29日 |
昔の川柳にこんなのがあるのだそうです。 「葬儀屋の 隅にちょこんと… 招き猫」 ご商売ですからお客様には来て欲しいですよね。 でもお仕事がら少し遠慮して、 正面ではなく隅っこにちょこんと。 店主の気持ちが想像できる川柳ですよね。 右手を上げているタイプが、金運を招くもの。 左手を上げているのは、客を招くと言われています。 アメリカでも招き猫は作られていますが アメリカと日本では、「おいでおいで」の ジェスチャーがまったく逆。 日本のスタイルは「あっちへ行け、シッシ!」という意味に。 だからアメリカの招き猫の手の向きは日本とは逆。 カモーンとばかりに下から上に手招きしています。 今日9月29日は「9・29」=来る福 で、「招き猫の日」でした。 明日は「無人島」についてです。 |
「無人島」のおはなし2014年09月30日 |
今日9月30日は、 ロビンソン・クルーソーが無人島に漂着した日。 小説なので架空のお話ですけれど。 でもあのお話にはモデルとなった実話があります。 17世紀のイギリスの作家ダニエル・デフォー。 彼が小説『ロビンソン・クルーソー』を発表する 数年前の新聞記事に 4年4ヶ月を無人島で生き抜いた男の話が掲載されたんです。 生き延びたのは、 アレキサンダー・セルカークという人物。 航海長として船に乗っていたんですが 船長との争いがもとで、 島にたった一人、残されてしまったんです。 これは本当の話。 セルカークさんは4年4ヶ月もの間 たった一人で生き延びて、 海賊に助けられ生きて帰って来たのでした。 小説の中で28年を生き延びた主人公は ひとりぼっちの日々 携えていた聖書を読みふけり 度々「神」と対話する体験をしています。 「ロビンソン・クルーソー」が 単なる冒険小説を超えて読み継がれたのは 人間の心理への深い洞察が描かれていたからこそだと 言われています。 明日は「コーヒー」についてです。 |
「コーヒー」のおはなし2014年10月01日 |
今日は「コーヒーの日」。 国際的なコーヒー豆の取引の新年度が 10月からということで、 日本コーヒー協会が制定したものです。 去年のヒット商品にもなったのが コンビニコーヒー。 今年も売れています。 安くて美味しいコーヒーは大歓迎ですよね。 でも、ゆったりした雰囲気のなかで極上の一杯を楽しむ… そんな時間が持てたらステキです。 そこで注目されているのが アメリカ西海岸で2002年に誕生した 「ブルーボトル・コーヒー」。 日本初上陸の1号店が間もなく東京にオープンします。 お店が厳選した豆を焙煎から48時間以内に出す。 しかもドリップは一杯づつ、お客様の注文を受けてから。 なんだか昔の日本の喫茶店みたいですよね。 実はこの「ブルーボトル・コーヒー」のオーナーは、 日本の喫茶店文化から多くのヒントを得たと語っているんです。 だからこそ日本への出店を一番に考えた、 という訳だったんです。 日本にはまだゆったりとコーヒーを楽しむ文化がある。 どうやら、そう見込まれたみたいです。 明日は「あの少年の名言集」をお送りします。 |
「あの少年の名言集」2014年10月02日 |
10月2日は漫画「ピーナッツ」の新聞連載が スタートした日。 1950年のことだそうです。 犬のスヌーピーと、 飼い主の少年チャーリー・ブラウンが登場する 漫画「ピーナッツ」は50年間も続きました。 「ピーナッツ」の登場キャラクターに関する トリビアはたくさんあります。 例えば、スヌーピーは8匹兄弟。 チャリー・ブラウンと出会う前に別の飼い主に飼われていた。 スヌーピーは閉所恐怖症。 スヌーピーが犬小屋の屋根から落ちないのは 耳の筋肉を使って小屋の屋根をしっかり掴んでいるから? などなど…。 主人公チャリー・ブラウン、 子どもなのになかなかオトナ。 作品のなかでボソッと言った名言を 今朝はご紹介しました。 「逃げ出すのはまちがいだって、わかってるんだ」 「眠る前に、自分に起こった素晴らしいことを 思い起こすのもいいもんだね」 「人生ってソフトクリームみたいなもんさ… なめてかかることを学ばないとね!」 「いつもそんな気持ちのままじゃいけないよ。 なんとかして気分を変えなきゃ! 負けてばかりいるせいだろ? ならなんでもいいから勝つのが一番さ。 なんでもいいから勝って自信をとりもどすんだ!!!」 漫画ピーナッツ、読み返してみたくなりました。 明日は「読書の秋の本選び」についてです。 |
「読書の秋の本選び」のおはなし2014年10月03日 |
本を読むにはちょうどいい気候、まさに読書の秋ですね。 皆さんは最近どんな本を読んでますか? 面白い本の情報をどこから手入れるかって、大事ですよね。 北海道の空知地方・砂川市にある「いわた書店」。 こちらの書店が行っている 「1万円選書」というサービスが いま注目され人気となっています。 アンケートや電話のやりとりで作った「カルテ」をもとに 店主の岩田さんが「読めば楽しんでもらえる本」を選んで 発送してくれるんです。 予算が1万円以内なので「1万円選書」。 岩田さんがこのサービスを思いついたのは 先輩と話をしていた時。 書店の売れ行きがかんばしくないのを嘆いたら 複数の先輩から「面白そうなの見繕ってくれよ」と 1万円を託されたのだそうです。 この体験から「読者の目で本を見る」ことを 思い出した岩田さん。 「売れる本」ばかりを扱っていて 「読者が読みたい本」を扱うことを 忘れていたと気づいたのだそうです。 大切な人に、大切な一冊をススメテみる読書の秋。 人間関係の新しい1ページが開かれるかもしれませんね。 次回は「長崎くんち」についてです。 |
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