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「雲」のおはなし2014年09月21日 |
「天高く馬肥ゆる秋」…と言いますが、 秋は空気が澄みわたって空が高く感じられ 白い雲も青い空に映えてとってもきれいです。 秋によく見られる「いわし雲」。 気象用語では巻積雲といいます。 台風や移動性低気圧が近づいてくると 現れることが多いそうなので いわし雲があるとお天気が崩れる可能性が高いということ。 「いわし雲が出てるから、明日は雨だね」 なんてよく言いますが、このためだったんですね。 いわし雲は「さば雲」とも呼ばれていますが、 英語では「マクロル・スカイ」と呼ばれています。 直訳すれば「サバの空」。 サバの背中にある斑点の模様が この名前の由来のようです。 晴ればかりではないのが秋の空。 天候が変化しやすいのも特徴なので曇りの日もあります。 英語で「曇った空」を「バターミルクスカイ」 と呼ぶこともあるようです。 バターミルクは日本ではあまり馴染みがありませんが アメリカではお菓子づくりに使われ パンケーキやマフィンに使うとしっとりふんわり焼きあがって とってもおいしいそうですよ。 あすは「万年筆」についてです。 |
「万年筆」のおはなし2014年09月22日 |
今日9月23日は「万年筆の日」 イギリスのフォルシュという人が 画期的なペンを考案し特許をとったのが 1809年の9月23日でした。 フォルシュが発明したのは 軸にインクをためることができるペン。 羽根ペンが使われていたこの時代 「持ち運べるペン」としてとても斬新だったんです。 いつでもどこでも自分のペンで書類や手紙が書ける… 今では当たり前のことを可能にしたのが このフォルシュの発明でした。 文豪・夏目漱石は「余と万年筆」という随筆を書いています。 漱石の愛用品は知り合いにもらった英国製の万年筆。 随筆の中でその書き心地をこんなふうに語っています。 「大変心持よく すらすら書けて愉快であった」 漱石愛用の万年筆は 東京・日本橋の丸善にあったもの。 ここにはいまでも充実した万年筆売り場があって お店の方が「試し書きなさいませんか」と声をかけてくれます。 今まで万年筆と縁がなかった…という方も、 まずは実際に触れてみると その魅力がわかるかもしれません。 あすは「戻り鰹」についてです。 |
「戻り鰹」のおはなし2014年09月23日 |
鰹は、季節によって移動する回遊魚です。 彼らが好む水温は、二十度前後。 快適な水温と餌をもとめて旅をします。 春は黒潮に乗って、九州から北上、 秋には親潮に乗って、北海道から南下します。 鰹は私たちにとって季節を運ぶ魚。 春の鰹を「初ガツオ」と呼んでおいしくいただき 秋の鰹を「戻りガツオ」と呼んで、またおいしくいただき そのたびに「旬だねえ」と季節を感じるわけです。 宮城県の気仙沼漁港はかつおの水揚げ日本一。 カツオというとさっと表面を焼いた「たたき」が 定番の食べ方ですが 新鮮なカツオが手に入る気仙沼では 焼かないで、おさしみで食べることも多いのだそうです。 脂の乗ったお刺身をわさび醤油で あるいはショウガ醤油で…… おいしそうですね。 気仙沼の戻り鰹は11月頃まで食べられるそうです。 訪れてみてはいかがですか。 あすは「栗」についてです。 |
「栗」のおはなし2014年09月24日 |
この季節ケーキ屋さんでも和菓子屋さんでも 主役の座に座っているのが栗のお菓子。 モンブラン、マロンショート、栗むしようかん、栗まんじゅう、 皆さんは何がお好きでしょう? 栗菓子の中では高級なイメージのマロングラッセ。 マロングラッセの「ブロークン」をご存知ですか? 煎餅で言う「割れ煎」。 お手軽な値段でお好みの味を探してみるのも おすすめです。 秋はアウトドアの季節でもありますよね。 自然の中で秋を満喫したいという方は 「栗ひろい」なんていかがでしょうか。 9月中旬から10月にかけて各地の観光農園では 「栗ひろい」が行われているようですよ。 農園によって、入場料や、買い取る量、 拾う時のルールなどがありますので、 その農園のシステムをよく調べてからお出かけくださいね。 服装や持ちものも重要! 栗のイガは刺さると痛いですし農園には虫もいます。 長袖に長ズボン、じょうぶな軍手もお忘れなく。 あすは、秋の海でおすすめの過ごし方をご紹介します。 |
「秋の海の過ごし方」について2014年09月25日 |
今、世界中の海岸で実施されている 「国際海岸クリーンアップ」。 これはアメリカのNGOが呼びかけて行っている 環境保護活動です。 およそ100の国々で海岸の大掃除を行います。 日本では毎年9月から10月にかけて 各地の海でビーチクリーンアップが行われます。 参加者みんなで海岸のゴミを拾うのですが…… それだけではありません。 どんなゴミが落ちているのか、 どんなものが海岸に流れついたのか、 指定の「ゴミ調査・データカード」に記入していくんです。 これを2か月間、世界各国で実施することで、 各国の海岸にどんなごみがあるのか 何が海辺をよごしているのか データをとることができるんですね。 こうしたデータが国境を越えたごみ問題を 解決するのに役に立つというわけです。 各地の実施日や参加の仕方は、 日本の事務局である 一般社団法人JEANのホームページで 見ることができます。 飛び入りも歓迎だそうです。 http://www.jean.jp/ 次回は「招き猫」についてです。 |
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