
「本の雑誌」年間ベスト1
累計発行部数100万部突破!
直木賞作家・重松清の大ベストセラー小説待望の映像化!
「あなたには、過去をやり直したいと思ったことがありますか?」
行き先は過去の世界。
後悔の人生をやり直すためのドライブが、いま始まる。
ある親子の何とも不思議な関係。
自分と同じ年の父が突然目の前に現れた。
その関係は現実の親子でも、友人でもない、
「朋輩(ほうばい)」だ
TBSでは2015年1月期の日曜劇場で『流星ワゴン』を放送することが決定した。
原作は、「ナイフ」で第14回坪田譲治文学賞(1999年)、「エイジ」で第12回山本周五郎賞(1999年)、「ビタミンF」で第124回直木賞(2001年)を受賞した重松清の人気小説「流星ワゴン」。同作は発売から増刷を重ね、累計発行部数が100万部に達するベストセラー小説だ。
真面目でしっかりした性格で、何よりも妻と息子を大切にし、日々を正直に生きるが妻子の心の闇を見過ごしてしまったことで家庭が破綻してしまう会社員・永田一雄(ながた・かずお)役を演じるのは、数々のドラマや映画で活躍目覚ましい西島秀俊。そんな一雄とは対照的に、破天荒で血気盛ん、数々の事業を興して成功させた一雄の父・永田忠雄(ながた・ただお)役を香川照之が演じる。
更に、一雄の妻で家庭では良き妻・良き母親を演じているが、一方で完璧過ぎる夫から逃れたいと感じ、ふとしたきっかけから心のバランスを崩してしまう永田美代子(ながた・みよこ)役を井川遥が、一雄が駅前で一人佇んでいた時に突如目の前に現れたワゴンを運転する橋本義明(はしもと・よしあき)役を吉岡秀隆が演じる。
加えて、一雄の母・永田澄江(ながた・すみえ)役に倍賞美津子、妹・永田智子(ながた・ともこ)役に市川実和子の出演が決定、豪華かつ多彩なキャストでお送りする。
突如目の前に現れたワゴンカー。行き先は、一雄の人生にとって大切な分岐点。決して分かち合えないと思っていた父親・忠雄とともに、後悔の人生をやり直すためのドライブが、いま始まる。
日曜劇場『流星ワゴン』に是非、ご期待下さい!
「いったい僕はどこで間違えたのだろう…」
永田一雄(西島秀俊)はこの半年間のうちに、リストラ宣告をされ、妻の美代子(井川遥)から離婚を切り出された。家には家庭内暴力が止まらない息子・広樹(横山幸汰)がいる。
そんな一雄の心には、さらに末期癌の父親・忠雄(香川照之)との確執までが存在した。強かった父親とは、最後の最後まで向き合えないままだった。
「あの人なら、こんな時、どうしただろう」
若い男と会っている妻に対して…。
壊れた一人息子に向かって…。
やつれていく憎むべき父親の死を目前にして…。
そんな思いで駅前のベンチに座っていた一雄の前に、突如ワインカラーのワゴンが現れる。その車を運転するのは、5年前に亡くなっているはずの橋本義明(吉岡秀隆)。同乗している息子・橋本健太(高木星来)も、同じく亡くなっているはずだ。
この2人と一緒に不思議なワゴンに乗り、過去の大切な場所を巡るうちに、一雄は妻や息子とうまくいかなくなったきっかけを知ることになる。生々しい現実を前に、動揺し、苛立つ一雄。そして旅の道中、「1年前の」上野駅前に戻った一雄の目に、鮮明に記憶に残る光景が再び映った。若い男と歩く、妻の美代子だ。
狼狽する一雄の前に、今度は自分と同じ歳の忠雄が現れ、促されるままに行動を共にすることになる。
忌み嫌っていたはずの父親が、現実の親子でも、友人でもなく、「朋輩」として隣にいる。それがきっかけで、気付かなかった多くのことが見え始める一雄。
果たして一雄は、妻との再出発、息子との絆の回復が出来るのか?
絆とは?幸福とは?愛情とは一体何なのか?
様々な家族関係を軸に描く、人生の再生と、家族愛の物語。
永田一雄 …西島秀俊
永田忠雄 …香川照之
永田美代子…井川 遥
○
永田智子 …市川実和子
永田伸之 …高橋洋
千賀和哉 …入江甚儀
男 …町田啓太
橋本健太 …高木星来
永田広樹 …横山幸汰
○
永田澄江 …倍賞美津子
橋本義明 …吉岡秀隆
原作:重松清
「流星ワゴン」(講談社文庫刊)
脚本:八津弘幸
脚本協力:松田沙也
音楽:千住明
演出:福澤克雄
棚澤孝義 田中健太
プロデューサー:
伊與田英徳 川嶋龍太郎
製作著作:TBS