月曜ゴールデン特別企画『映画「陰陽師II」』

『おくりびと』『天地明察』の滝田洋二郎監督が描き出す、エンターテインメント時代劇第2弾。

魑魅魍魎がうごめく平安の時代。都では鬼が人を殺して食べるという怪奇事件が相次ぐ。陰陽師・安倍晴明は、夢遊病者のように夜毎徘徊する右大臣の娘・日美子と事件の関連性を調べ始めるが…。
神と鬼を自在に操る陰陽師・安倍晴明を演じるのは、狂言師・野村萬斎。狂言で培った動きや発声による表現で、圧倒的な存在感を放つ。
伊藤英明、今井絵理子といったキャストが前作に続き顔を揃える他、中井貴一、深田恭子、市原隼人がストーリーの鍵となる人物を演じる。中井演じる術師・幻覚と晴明の死闘は必見だ。
神話の世界まで広がるストーリー、色彩豊かな装飾、華やかな衣装、緻密かつダイナミックなVFXで創り上げられた、壮大で美しい『陰陽師』の世界をお楽しみに。

人の世界と魔物の世界が渾然一体となっている平安の時代。2つの世界の調和を保つ役割を持つ陰陽師・安倍晴明(野村萬斎)のもとに、右大臣・藤原安麻呂(伊武雅刀)からある依頼が舞い込む。“鬼が貴人を殺して身体の一部を食らう”という、都で相次ぐ怪奇事件に、一人娘の日美子(深田恭子)が関わっているか調べてくれというのだ。日美子は「鬼も恐るる男姫」と陰で噂されるほどの男勝りな少女であり、夜になると夢遊病者のようにさまよい歩く姿を目撃されていた。しかし晴明の見たところ、日美子にあやしいところはない。一方、日美子の凛とした美しさに源博雅(伊藤英明)は一目で恋に落ちてしまう。
怪異な事件が収まる様子を見せない中、さらに内裏に安置されていた秘宝・アメノムラクモの剣がひとりでに音をたてるという事件が起きる。危険を察した晴明は、その気の正体を暴こうと呪を唱えるが反応がない。アメノムラクモの剣の故事を調べ始めた晴明は、やがて知られざる衝撃的な歴史の姿を目の当たりにし…。