ヤンマースペシャル 地球学校 歩いた!走った!驚いた!北緯35度の旅〜TOKYOと同じ緯度で今、何が?〜

2012年2月4日(土)ごご2:00から

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みどころ

北緯35度線上の旅から見えてくる地球の上のさまざまな問題とそれに取り組む人々を紹介する。

 東京の位置を地球規模でみると、その東西には緯度35度線の世界が広がる。線上には、釜山、チンタオ、イスラマバード、テヘラン、バグダッド、ヨルダン、アルジェリア、シチリア島、モロッコ、スペイン、ノースカロライナ、グランドキャニオン、ロサンゼルスなどさまざまな都市をはじめ、海や山脈、砂漠などの自然が存在する。そこでは人々のどんな生活が営まれているのだろうか。番組では、35度線上に存在する場所の中から、ジブラルタル海峡、地中海のマルタ島、カリフォルニアの3か所を訪ね、その土地でさまざまな可能性に挑戦している人々の姿を追う。
 ナビゲーターは中村雅俊、ジブラルタルとカリフォルニアへ関口知宏が旅する。

内容

 北緯35度を巡る旅を通して、35度線上で暮らす人々の姿から地球が抱えるさまざまな問題や現状、その解決の可能性を紹介してゆく。
 ヨーロッパとアフリカの間にあるジブラルタル海峡。大西洋と地中海をつなぐ要衝として、古代から海上交通や軍事上の観点から注目されてきた。イベリア半島の最南端にあるタリファ。スペインの中にあるイギリス領で、領有問題はまだ解決していない。この地域は風の街として有名で、風力発電をはじめ、ウインドサーフィンやカイトのレジャーも盛んで、ヨーロッパ中から若者が集まってくる。そこで、カイトサーフィンに挑戦するマルコス・ゴンザレスさん(28歳)は、片足のサーファーだ。8歳の時に機械に挟まれ、右足を切断。が、片足で水泳やスキーに挑戦し、今はカイトを操り、鳥になる。
 タリファを訪ねた関口知宏は、風を利用した風車が海沿いの山に連なる風力発電の現場を見学。その可能性と問題点を知る。さらに風の街に暮らすマルコスさんを訪ね、彼の夢を聞く。関口から見た風の街とは…。
 イタリア半島の南に位置する地中海の島国、マルタ共和国。淡路島の半分ほどの大きさだが、人口は41万人にのぼる。街全体が世界遺産にも指定された首都ヴァレッタの美しさの一方で、マルタが抱えるのは慢性的な水不足だ。川や湖が一切なく、生活用水の6割を淡水化工場に頼っている。水不足は主要な観光産業にとっても大問題である。マルタ島に住むエンジニアのポール・クレモナさんは、マルタ伝統の雨水の貯水システムと排水のリサイクリングなどを組み合わせ、5年間、水道いらずの生活を送っている。彼の考案したホテルの浄水システムから、マルタでは、この先ホテルの排水や下水を純度の高い飲料水に変えるプロジェクトがあるという。その方法とは?
 アメリカの西海岸に位置するカリフォルニア。ここは、全米でも深刻な空気汚染に悩まされている。ロサンゼルスはアメリカでもっとも大気が汚染されている街だ。その最大の原因は大規模な酪農にあるという。家畜の排泄物に含まれるメタンガスには二酸化炭素の20倍以上の温室効果があるといわれる。カリフォルニア大学のフランク・ミッローナ博士にその対策を聞く。また、スタンフォード大学のクリス・チャフェ教授は汚染のデータを音符やリズムに置き換えるという面白い研究をしている。汚染度によって出来る音楽とは!? 一方、ここは低緯度オーロラの出現する地域でもある。日本では10年に1度くらいしか見ることが出来ないオーロラが地磁気の関係で、アメリカでは数年の1度は見られるという。そんな低緯度オーロラを追い続けているのが、アーカンソー州の地元テレビ局で天気予報士を務めるロス・エレットさんだ。果たして低緯度オーロラは現われるのか!?
 番組では、北緯35度線上のジブラルタル海峡、マルタ島、カリフォルニア州を訪ね、さまざまな問題に取り組む人々の姿を報告。ナビゲーターの中村雅俊がスタジオで各地からのリポートを紹介してゆく。

出演者

ナビゲーター:
中村雅俊

アシスタント:
竹内香苗

旅人:
関口知宏

スタッフ

製作:
MBS

プロデューサー:
池崎光恭(MBS)
松本博之(ネクサス)

ディレクター:
佐々木淳(ネクサス)
白井まみ子(ネクサス)

制作:
ネクサス


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