2011年12月23日(金・祝) よる9:00〜11:19 放送
渡哲也×渡瀬恒彦が約40年ぶりに共演!
実の兄弟が、“人知れぬ溝を持つ兄弟”を演じる
どんな家族にもいつか起こりうる、娘の結婚問題や息子の将来、そして、医者であるが故に起こってしまった兄弟の哀しい過去を、下町の人情気質あふれる仲間たちが暖かく包み込んでいくヒューマンドラマです。
【渡哲也さん コメント】
弟・恒彦とは40年ぶりの共演となるのですが、おそらくこれが“最後の機会かな”と思っています。恒彦との共演の話は、これまでにも何度か頂いていたのですが、若い頃は兄弟で共演することに照れくささがあり、全然やる気がなかったんです(笑)。ですが、半年ほど前でしょうか、弟から「兄貴、こういう企画があるんだけれどもやってみないか?」という話をもらいまして“ぜひやってみたいな”と思い、「恒彦さえよければ、俺はやりたいと思っている」と返事をしました。身内のことを私の口からお話するのは少しお恥ずかしいのですが、『味のあるいい役者』となった弟と、俳優として共演できる機会を得たことを嬉しく思っています。他の俳優さんと共演するのとは違い、恒彦は実の兄弟なものですから、悩んだときに「お前はどう思う?」とすぐに相談ができることが、私にとっては非常に助けとなっています(笑)。
【渡瀬恒彦さん コメント】
小椋プロデューサーの作品は、何度か出演させて頂いたり、拝見させて頂いたりしているのですが、彼の手掛ける作品に共通していえることは、「登場人物みんながチャーミングに描かれている」ということです。それが僕にとってはとても大きな魅力なのですが、今回の作品でも登場人物たちがみんな素敵に描かれているので、オンエアが非常に楽しみです。
兄とは久々の共演となりますが、やはり実の兄弟なので「なんだか変な感じ」がします(笑)。でも、現場で「ようい!」と声がかかりますと、そういったものはどこかに飛んでいってしまうといいますか、案外スッと役に入り込めるもんだなとも感じました。2人のスケジュールが上手く合って、お互いが面白がれるような作品にはそうそうお目にかかれないものですね。我々の持っている時間がそろそろあまりないものですから(笑)、“まだオファーがあるうちにやっておかないと”という気持ちもあり、今回の共演を決めた次第です。
【小椋正樹プロデューサー(ニューウェーヴ) コメント】
この企画は10年ほど前から温めてきたものでしたので、このような形で無事に撮影をスタートすることができ、本当に「感無量」のひと言に尽きます。お2人に演じて頂く兄弟の職業は『医者』なのですが、ある非常に不幸な出来事に見舞われたことをきっかけに、疎遠になっているという設定です。それぞれ医者として別の道を歩んでいる中で、渡瀬さん演じる弟が22年ぶりに自分の故郷へ帰郷するところからドラマが始まっていきます。
家族愛、兄弟愛、そして友人愛…これらの愛を語りつくすと同時に、ご兄弟の葛藤や、登場人物それぞれのドラマが描かれてゆきます。大変豪華で素敵な役者さんにご出演頂いておりますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください。
神尾龍太郎 …渡哲也
神尾真次郎 …渡瀬恒彦
○
神尾千春 …富司純子
深谷あさみ …大竹しのぶ
中台寛治 …柄本明
ほか
プロデューサー:
小椋正樹(ニューウェーヴ)
演出:
村田忍
脚本:
久松真一
編成担当:
十二竜也
福田健太郎
制作協力:
ニューウェーヴ株式会社
製作著作:
TBS