
遅れてきた新人刑事“夏目信人”
雑司が谷、鬼子母神、護国寺─東池袋を舞台に起こる事件…
彼の“まなざし”が真実を探り出す!
TBSの連続ドラマ初主演となる椎名桔平の透明感ある“まなざし”が
事件の本当の姿を見抜いていくヒューマンミステリー!!
TBS10月期の月曜ミステリーシアターでは、江戸川乱歩賞受賞作家・薬丸岳の連作短編小説を原作とする『刑事のまなざし』を放送いたします。
40歳を超えて少年鑑別所の法務技官から警察官に転身し、東池袋署刑事課に勤務する“遅れてきた新人刑事”の夏目信人。「人を信じる仕事」から「人を疑う仕事」へと転身した夏目は、事件の関係者からじっくり話を聞き、丹念に調べ上げ、心の中に隠された真実を掘り起こし、事件の真相へと迫ります。透明感ある“まなざし”で事件と向き合う夏目刑事の活躍を描く、異色のヒューマンミステリーです。
主人公の夏目信人を演じるのは、TBS連続ドラマは初主演となる椎名桔平。数々の「刑事」を演じてきた中、最近ではコミカルな警部のキャラクターが記憶に新しいところですが、今回は、やわらかく懐の深い“まなざし”を持つ刑事を演じます。共演は、夏目とチームを組む強行犯係のベテラン刑事・福森誠一に松重豊、同じく刑事課強行犯係の係長・菊池大雅を要潤が演じるほか、「人を疑う」ことを信条とする警視庁捜査一課のホープ、長峰亘刑事を北村有起哉が演じます。
1話完結で描かれる物語の根底にある“家族”というテーマも、このドラマの大きなポイント。「愛する家族を助けるため」「家族を殺された恨みを晴らすため」「家族に恵まれずに愛を求めるが故に…」など、様々な理由で起こる凶悪事件に対し、夏目自身もある事件の被害者家族だからこそ、傷ついたものにしかわからない優しさをにじませながら犯罪者や被害者の孤独に寄り添い、向き合っていく…。
重厚なテーマをサスペンスフルな構成と視点で描きながら、二転三転する真実と衝撃の結末。優れた演技者たちが贈る最高のヒューマンミステリーにぜひご期待ください!
幼い娘がある事件の被害者となり、植物状態になって10年……。少年鑑別所の法務技官だった夏目信人(椎名桔平)は、40歳を超える年齢にして警察官へと転身した“遅れてきた”新人刑事として、東池袋署の刑事課で殺人や強盗などの凶悪犯罪を担当する強行犯係で勤務していた。
東池袋署が管轄する東池袋というと、高層ビルの裏手に歓楽街が広がる一方で、少し歩けば雑司ヶ谷や鬼子母神、護国寺といった下町の情緒ある街並みが広がる地域。この相反する二つの要素を擁した町は、まるで“社会の縮図”を見るような雑多な面があり、そんな地域で起こるさまざまな犯罪もまた“社会の縮図”を絵に描いたようだ。
そんな町で夏目は、ベテラン刑事の福森誠一と、年下ながら刑事として先輩となる女性刑事の安達涼子らとチームを組み、事件と向き合いながらその真相を探り当てていく…。
主演・椎名桔平さん
原作を読んで、その重厚な世界観と二転三転するストーリー、そして意外すぎる結末に魅せられました。またそれ以上に、夏目という刑事に対して、今までの刑事像が覆されるほどの衝撃を受けました。事件を通してあぶり出される“家族”というテーマに、彼は一体どんな“まなざし”を見せるのだろう。まずは、夏目信人という役に深く寄り添うところから始めたいと思います。
プロデューサー・佐野亜裕美
少年院の法務技官から転職してきた異色の新人刑事・夏目は、優しさと厳しさを併せ持つ“まなざし”で犯罪者と被害者の双方を見つめ、寄り添い、向き合い、事件を解決に導いていきます。
そんな夏目信人に通じる“まなざし”を持つ人は誰かと考えたとき、そこはかとない危うさと繊細さ、そして凛として力強い、椎名さんのまなざしが夏目のまなざしと重なり、この役を魅力的に演じていただけると確信して出演をお願いしました。
また、原作では夏目以外の刑事が活躍する場面はほとんどないのですが、ドラマではオリジナルキャラクターを含め東池袋署の個性豊かな刑事たちを登場させ、そのチームワークがドラマを彩っていきます。夏目と共に捜査に携わり、見守る存在でもある福森刑事を演じていただく松重豊さんをはじめ、要潤さん、北村有起哉さんと、存在感溢れる方々がドラマを彩ります。
ミステリーとしてのドキドキ感と、人の心を震わせるヒューマンドラマとしての温かさ。この相反する二つの要素を丁寧に紡いでいくのがドラマ『刑事のまなざし』です。救いのある結末が爽快感を与える、新しい切り口の“泣ける刑事ドラマ”です。
夏目信人…椎名桔平
菊池大雅…要潤
安達涼子…小野ゆり子
○
夏目美奈代…吉田羊
夏目絵美…山田杏奈
瀬戸公平…中林大樹
西晴彦…吉家章人
草野楓…藤本泉
○
田辺久美子…板谷由夏
長峰亘…北村有起哉
福森誠一…松重豊
■第1話ゲスト
森口遥子
野村周平
竜雷太
原作:
薬丸岳
「刑事のまなざし」
(講談社文庫刊)
脚本:
岩下悠子
大石哲也
制作:
那須田淳
チーフプロデューサー:
橋本孝(ドリマックス・テレビジョン)
プロデューサー:
佐野亜裕美
佐藤敦司(ドリマックス・テレビジョン)
演出:
鈴木浩介ほか
製作著作:
TBS
制作協力:
ドリマックス・テレビジョン