天空の方舟〜大雪山 氷河期から未来へ

2013年2月17日(日)ごご3:30から

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みどころ

佐藤隆太が北海道の最高峰・大雪山に挑む!
そこは、貴重な生物たちが身を寄せて暮らす「方舟」だった…
その大自然の魅力と、解き明かされた異変とは?

 北海道の大雪山は20を超す山々が連なる日本最大の山岳地帯だ。日本の北方に位置し、高山帯であるこの地域には、約2万年前の氷河時代、北海道が雪と氷で覆われていた頃の自然が残っている。そこに生息する生物を代表するのが、山を彩る高山植物やナキウサギだ。厳しい環境の中を生き抜くことができる生物は多くはなく、そのほとんどが希少種だ。
 そんな氷河時代から未来に向かう「方舟」ともいうべき自然に今、異変が起きている。番組では、約1年にわたって大雪山の自然に密着。自然が作り出す美しい風景とそこに暮らす生き物たちの素顔を捉えた。
 番組ナビゲーターを務めるのは俳優・佐藤隆太。佐藤は、初夏と初冬の2回大雪山を訪れ、厳しい登山に挑戦。登らなくては体験できない大雪山の魅力に触れるとともに、この地域の自然を研究している人たちから、解明されつつある大雪山の豊かな自然の仕組みや、起こりつつある異変について話を聞く。

内容

 日本最大の山岳国立公園で、北海道の屋根とも言われている大雪山。「カムイミンタラ=神々の遊ぶ庭」。北海道に古くから住むアイヌ民族は、壮大で美しい風景に包まれた山々をそう呼んだ。夏は国内最大級の花畑が広がる「楽園」となり、冬は雪と厳しい寒さに覆われ、人間を寄せつけない「神々の領域」となる。
 その大雪山が今、「地球の声が届く場所」として注目を集めている。約2万年前、氷河期の厳しい寒さに覆われていたこの地域には、今とはまったく違う自然が広がっていた。やがて気候が温暖になっていく中で、高地で寒冷な大雪山に氷河時代の自然が残されたのだ。
 夏になると咲き乱れる可憐な花々、山のアイドルと言われるナキウサギ、国内で最も美しい蝶のひとつに数えられているウスバキチョウ…。大雪山は、氷河時代から生息する希少な生物たちが今も肩を寄せ合って暮らす「方舟」だ。しかし今、未来へと向かうその「方舟」の行く手に異変が起こり始めている。温暖な地域に残された天然の冷蔵庫とも言うべき大雪山が、世界で最も敏感なセンサーのひとつとして、その異変を知らせている。
 番組では、そんな大雪山の自然を1年間に渡って撮影。今も残る希少な生物の営みと、四季折々の壮大な風景を追いかけた。番組のナビゲーターは俳優の佐藤隆太。冬には、大雪山の最高峰・旭岳(2291メートル)に挑戦、夏には3日間かけて最深部を訪れ、その魅力と厳しさを体感した。また、半世紀にわたって大雪山を歩き続けている山岳写真家や、年間3億トン降るといわれる大量の雪が大雪山の豊かな自然を作っていることを解明した研究者などにも密着。自然の魅力を教わるとともに、目の前で起きている異変について話を聞く。ナレーターは、北海道出身で母になったばかりの藤本美貴。佐藤とともに、子どもの未来を信じて、「地球の声が届く場所」の素顔を伝える。

ひとこと

<ナビゲーター・佐藤隆太>
大雪山は自然が豊かな山脈だなと思いました。季節によって、花畑が広がったり、秋には紅葉だったり。同じ季節でも歩く場所によって、全然違う表情を見せてくれる。自然の力みたいなものを、すごく見せられました。僕にも子どもが生まれたので、いつか子どもにも自分が見た大雪山の景色を見せてやりたいと思いました。僕らの次の世代、またその次の世代と続く中で、今の我々がもっている自然を大切にするには、残すには、どういうことをしていったらいいかって、考えるきっかけにもなりました。

出演者

ナビゲーター:佐藤隆太

ナレーター:藤本美貴

スタッフ

製作著作:HBC

プロデューサー:稲毛充佳

ディレクター:西澤 敏