向田邦子新春ドラマスペシャル『花嫁』

2012年1月2日(月)放送

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みどころ

還暦間近の母親にまさかの縁談!? 4人の子どもたちの思いは…。
向田邦子の珠玉の名作を泉ピン子、仲間由紀恵、小林稔侍らで再び。
氏没後30年の今だからこそ、あらためて家族のあり方を問う。

 開発の時代の中でよくぞ生き残っているというほどの古い木造の借家。その家からの立ち退きも決まり、身の振り方を迫られる主人公・ちよ。来年還暦を迎えるちよに対し、4人の子どもたちはそれぞれ別の思いを抱く。
 そんなときに長女がちよに再婚話を持ちかける。相手は亡き夫の親友で、よく知る仲。突然降って湧いた母親の縁談を巡って、皆の思いが交錯する。今失われている家族のあり方、思いやり、やさしさ、きびしさ、豊かな心を多彩な登場人物が紡いていく。
 35年前に向田邦子が『日曜劇場』のために書き下ろした名作を、石井ふく子プロデューサーが再び蘇えらせる。

あらすじ

 東京は根津界隈の片倉家。この家の亡くなった主人・浩三の七回忌の日、無事法要を終えてほっと一息の妻・ちよ(泉ピン子)に、別居している長男の良一(佐野瑞樹)が改まって話があると言い出した。家の立ち退きを期に、自分たちと同居しないかと提案する良一。それに対し、ちよは住み込みで家政婦をすることに決めているという。良一と妻の雪子(京野ことみ)は自分たちが笑われると反対するが、ちよは意に介さない。
そのやりとりを聞いていた長女の節子(小林綾子)は、ちよに縁談があると割って入った。相手は浩三の親友の黒崎宇一(小林稔侍)。小さな会社を経営している黒崎は3年前に妻を亡くしている。子どももおらず、老後の蓄えもたっぷりある。条件は申し分ないと強く勧める節子に、次女の巴(仲間由紀恵)はちよが可哀想だと猛反対し、兄妹喧嘩が始まる。
その頃、ちよに正式にプロポーズした黒崎も実の妹の波子(岸本加世子)に再婚の決意を告げる。相手のことは何も話さない兄をいぶかった波子は自分でちよのことを調べ上げ、家まで押しかけてくる。
そんな矢先、黒崎の会社が倒産する。

コメント

石井ふく子プロデューサー
向田さんには「日曜劇場」で8作品を書いていただきました。その中でも思い出深い『花嫁』の新作を彼女の没後30年の今年に創れたことはとても光栄です。35年前の作品ですが、決して古さを感じさせず、今でも十分輝いています。このドラマは会話劇ですが、セリフが長いわけではありませんから、そこを俳優・演出家が向田さんの“空間”をどう埋めるかという課題が多く課せられていて、仕上がりが楽しみです。

主演:泉ピン子
向田先生の作品というのは何10年経ってもそのままあるような世界で、今回の一家も下町に行けばそこに住んでいそうで、町並みとかも私にとってはとても懐かしい光景です。ちょっと振り向いたらそこにあり、誰の隣にもあるお話が向田先生の本だと思います。脚本に人間の本質を突いたところが散りばめられていて、所々のしぐさや、言葉は少ないけれどもいいなと思えるくだりがたくさんありました。演じていて大変でしたが、楽しませていただきました。

出演者

片倉ちよ…泉 ピン子
  ○
片倉良一…佐野瑞樹
片倉節子…小林綾子
片倉 巴…仲間由紀恵
片倉洋子…川島海荷
  ○
片倉雪子…京野ことみ
片倉卓也…小林 海人
  ○
佐久間邦彦…丹羽貞仁
松吉…剛たつひと
辰…別府康男
僧侶…久保 晶
  ○
とっちゃん…野村昭子
  ○
佐久間波子…岸本加世子
  ○
黒崎宇一…小林稔侍

スタッフ

原作:向田邦子
脚本:黒土三男
演出:清弘 誠
プロデューサー:石井ふく子
製作著作:TBS


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