ダイヤモンドシアター『ゴースト・ハウス』

鬼才サム・ライミが仕掛ける悪夢のローラーコースター！
悪夢のターゲットにされた少女の選択、それは戦うことだった

　舞台は広大な地にポツンと建つ農場の古い一軒家。この人里離れた家にとある家族4人が越してくる。静かな環境で家庭をやり直そうとする彼ら。しかし、この家には一家を落ち着かせぬ「何か」が潜んでいた。やがて恐ろしい「何か」が牙を剥き出したとき、長女ジェスはまさに全身全霊をかけた戦いを強いられる。果たして彼女は生き残れるのか？　そして一家を脅かす魔物＝ゴースト・ハウスの秘密とは！？

　ノース・ダコタの大地に建つ、人里離れた農場。この土地を購入したソロモン家が大都会シカゴから引っ越してくる。失業中の家長ロイ（ディラン・マクダーモット）はここでのヒマワリ栽培に賭けていたが、一家が新天地を求めた大きな理由はほかにもあった。長女ジェス（クリステン・スチュワート）が問題を起こし、父ロイのみならず、言葉を話せない3歳の長男ベンの世話に追われる母デニーズ（ペネロープ・アン・ミラー）との折り合いが悪化していた。バラバラになった家族が絆を取り戻すためには、静かな環境が必要だったのだ。
　そんな折、事件は起こる。トラクターで怪我をしたロイをデニーズが町の医者に連れて行くことになり、ジェスは留守を任される。その時、階上で足音が聞こえ、さらにジェスの目の前で突然、階段や窓ガラス、壁が崩壊し始めたのだ。
　しかし、警察が急行すると、不思議なことに破壊の痕跡は何もなかったことのように消え去っていた。